あれから娘と口をきいていない。






娘も何を考えているのか、分からない。






二人とも、もともと黙るタイプで、本心を知られるのが嫌い。





初めは私は、感情としては怒ったのかもしれない。







だが、怒ると私は我慢できなくなるはず。






だが、今回私、言葉が全く出てこない。






日に日に、どうすればいいのか分からなくなってきた。





とりあえず娘はおいといて、息子がLINEをくれていたので、それに返事をしようと思った。






息子からのLINEって、私にはとても難しい汗






まず、突然なので意図が分からない。







ある程度の前置きがあれば推測も出来るのだが、何もなくポーンって投げかけられるので、どう受け取ればいいのか分からず、今回は暫く寝かせておいた。






が、そろそろ答えを考えるかって思って、息子のLINEを再び開いてみた。






ま、YouTubeだったのだが、内容としては、「なぜ良い人なのに舐められるのか」、それと、「受動攻撃について」。








調べたところ、受動攻撃とは、相手に直接に文句を言うのではなく、舌打ちしたり、ただただ無視したりする事で、自分の怒りを相手に突きつける?みたいな感じかな。






あれ、何も言ってないけど、うちの状況を何か察知しました?汗汗






ただ、これは息子が今、自分に起きている状況なのか、それとも私が夫に対して何も反応せずに無視したりするのを見て、良くないって言いたいのか、どっち?ってなった。







ま、どっちか分からないが、親ならそこを一々聞くべきなのか?







私は自分が親からされたら嫌な事はしないようにしているので、いつも通り何も聞かなかった。







息子が送ってきた立ち位置が分からないのは、非常に答えに困るが、探り探り答えてみた。







で、それはおいといて、私の最近はまっている、佐藤航陽さんが出ているYouTubeも送っておいた。






昭和の私からしたら、この人が言っている事の半分も理解出来ないのだが、ただただ面白くワクワクするし、現実性があるのかどうかわからんけど、たとえそれがオカルトだったとしても面白いのだ。







で、息子から返事がきて、そもそも動画が長過ぎるし、会話形式だと聞くに耐えられんらしい。







「僕らの時代」っていうテレビ番組も、とても苦手だという。








どういう事だ?








複数人が会話していると理解できないという話なのかと思ったので、早速調べると、聴覚情報処理障害(APD)なるものが出てきた。






息子は、耳からの情報を受け取るのが苦手。







なので、学校とか部活の予定を全く理解できずに帰って来ることが多かった。







だから部活の監督とか、担任の先生とかには、どうにか気にかけてもらえないかと思って伝えてきた。







だが今も、大学の友達や、バイト先での会話とかにもついていけてないのだろうか?と、今度は息子が心配になってきちゃって汗







息子が、日本の歌も理解出来ないとかLINEしてきたので、日本の歌で一番私が泣いてしまう、「ボヨヨン行進曲」を検索していたら、なんか涙が止まらなくなった笑い泣き






息子の大学入試共通テスト初日の朝、NHKでこの歌が流れたとのニュースとTwitterで知り、その時も号泣した。







ゆうぞうお兄さんが亡くなった事も重なって、当時はあんな小さかった息子が、今日共通テストを受けるくらいに成長して、未来に羽ばたこうと頑張っているDASH!







同じ年代の子を持つ全母親は、あの日涙したに違いない笑い泣き







歌の歌詞なんて、やっぱ経験が重ならないと共感など出来ないだろうし、息子がそれを何とも思わないのは、なんら不思議はない。






同世代の友達が、「この歌いいよねー!」っていうのに共感できない自分がいたとして、別にいいのだ。







しかも息子は、教えた事もないのに絶対音感の持ち主で、「音」に対してすごく敏感だと思われる。







いいのよ、「歌詞」に感銘を受ける人がいるように、「音階」に集中してしまう人もいるでしょうよ。







娘はこれまた不思議な事に、偶数と奇数では色が違うとか、人の名前に色がついている、などと言っていた事がある。







共感覚というらしいが、私には分からない。







そして、息子の生きづらさにどうしてやることもできないのと同時に、娘がどうにか失敗しないように、小学校受験前からずーっとサポートしてきたのに、とうとう失敗させてしまった自分に、とうとう悲しくなってしまったという思いが、今止まらない。







高校入試が全てではないが、高専を目指してやってきたのは、娘ではなく、私の方だったのかもしれない。







全てが真っ白になってしまった。







子供が自らやりたい事を応援したらいいのだろうけど、私のように何も決められない人もいるし、娘はそっちかと思っていたが、どうだろう。







もしかすると、まちがっているのかもしれんし。







子供が失敗しても勿論良いのだが、自分のサポートが至らなかったという気持ちが、今私を無言にしている。






なんかねー、どうしたらこの人たちを幸せにできるんだろうかと、分からなくなった。






こっからどうしようねー。







娘から言葉が聞けたらいいのだが、あいつも強情なので、折れることは無いと思う。






まあ今まではそれで良かったが、今回は娘の進路なので、娘自信が考えるしかないと思うんだけど、何考えてるんだろー。