アンネローゼの住まいは後宮エリアの西苑になります。
小説情報ですと、22の大宮殿と50の小宮殿からなり、部屋の数は40万、敷地総面積は66㎢、廊下の総延長は400kmに及ぶそうです。
敷地内には宮廷人15万人が住み、近衛兵6個旅団が駐屯し、総合病院、動物園、スタジアム、舞踏場、劇場、美術館、図書館などを有している( ..)φメモメモ・・・もう想像がつきませんね(^^;)
宮殿といいますか、街といいいますか、まるで巨大テーマパークですねー(?)フロリダのディズニーワールドみたい(^▽^;)
~宮殿は1000以上の恒星系を支配統治する政治の中枢である。周囲には官庁郡が配置されているが、高層建築はひとつもない。主要部分は寧ろ地下にある。臣民が高い位置から皇帝陛下の宮殿を眺め下ろすなど、許しがたい不敬だからである。オーディン(←首都星のことね)の上空を巡る衛星(サテライト)も、宮殿の真上を通過することは絶対にない。~小説より
衛星が王宮の上を通らない設定、さすがです。
旧作は私好み~な建築物がたくさん出てくるので、それを見るのも結構楽しみでした(^^)/
~宮殿には5万人をこす侍従や女官が働いている。機械力ですむところに人間を使うのが、地位の高さと権力の強大さを証明する時代なのだ。調理、清掃、客人の案内、庭園の管理、放し飼いにされた鹿の世話、すべてが人力によってなされる。それこそが王者の贅沢なのだ。~小説より
江戸城大奥もびっくりの5万人の宮仕え!TDLキャストの5〜6倍くらい就職口があるわけですね。それでも帝国人口は200億人だった気がするので、結講狭き門ですね。
そして王宮は人力が中心すぎてエレベーターとかエスカレーターとか動く歩道というものがありません。未来な割に不便なような気もしますね。
黒真珠の間(謁見の間)はノイエ版より、旧作版のほうが厳かな感じが出てると思います。ラインハルトの元帥杖授与は夜だったので、その点はノイエ版のほうが踏襲していましたが。
部屋の入り口から玉座まで90mのレッドカーペットだそうです(←長い)何でもスケールの大きい王宮ですね。大権力の誇示を強調していますね。
↑この滝の段々畑感?は実際のサンスーシ宮殿がモデルかな?
新憂無宮(ノイエ・サンスーシ)は架空舞台ですが、サンスーシ宮殿はドイツに存在します。詳しく知りたい方はコチラ から。
(6)グリューネワルト伯爵夫人の館
それでは派手に装飾された宮廷用の地上車に乗って(笑)
アンネローゼが皇帝から下賜された館に行ってみましょう。
アンネローゼの館は謁見の間から車で10分程度の所とのこと。皇帝の気まぐれ?で、訪問者はたまに馬車で行かないといけないときもあり、成長したラインハルトにとっては遅すぎて不快極まりないようです。
伯爵夫人の称号を与えられたアンネローゼの館は、新憂無宮西苑の一角にあります(リンデンバウムが茂る池のほとりの館)
狭くもなく広くもなく?彼女らしい館かな~というのが第一印象でした。アンネローゼは本人の意思とは関わりなく皇帝の寵愛をほぼ独占するようになります。しかし寵姫としての権力を求めることをしなかったので、帝国の政治首脳部からは比較的好意的に受け止められていました。
↑アニメ本家版↑
↑新たなる戦いの序曲映画版↑
両端の棟を外して屋根の色を変えると、非常に似ているので、おそらく間違いないでしょう(シュヴェルニー城についてはこちらをご覧ください)
何気に発見できて、(* ̄▽ ̄)フフフッ♪~と喜んでいるリュシータでした、が。しかし時代はノイエ版に移行となりまして。
↑現代の居館はこちらです。ちょっとだけオアシスにあるタージマハルを思い出してしまいましたよ(^▽^;)
かつての優美な館が巨大化してます(泣笑)きっとアンネローゼの館以外の建物が大きいのでしょうね。若干「囚われのお姫さま」館な感じもありますが、気のせいでしょうか?
↑ちなみに「黄金の翼」というスピンオフ映画版では、窓や手摺など、かなり凝った作りのお屋敷でした。
↑リュシータが個人的に大好物??なガゼボ(西洋あずまや)も健在です。
建物はどれも素晴らしいのですが、アンネローゼにもラインハルトたちにとっても、黄金の檻に変わりはありません。彼女は弟のために、王宮に入る(皇帝の側室になる)ことを選びましたが、それは彼女が前を向いて生きるのをやめるということを意味し、アンネローゼは今までと生き方が全く変わってしまうのです。
西苑エリアには他にも寵姫たちが居住しています。大奥と違い、寵姫(側室)同士が同じ屋敷にいなくても良いというのは多少は恵まれたことなのかも?しれませんが、それでも水面下ではバチバチと嫉妬の炎が燃え盛っている所です。
とりわけ有名な寵姫はベーネミュンデ侯爵夫人シュザンナという女性です。この人は子爵家の令嬢の出身なので元の地位も高ければ、気位も非常に高いのです。(つらい経験もしていますが)
元帥会議用の何とも重厚感のある大理石っぽいテーブルが、とても印象に残っております。きっと確実に重いでしょうけれど、豪華感がすごく伝わってきます。