ハッピーがオープンしてから、もう何ヶ月も経つ。

何度も店へ足を運んだ。

そのたびに返ってくるのは、決まって同じ言葉。

「今からお客さんくる。」

電話をしても同じだった。

「予約もうある。」

最初は偶然だと思っていた。

二度目も、まあ仕方ないと思えた。

けれど、三度、四度と続くと、不思議と「運が悪い」で片付けられなくなる。

人は、繰り返される偶然を、いつから偶然ではないと思い始めるのだろう。

答えはまだ分からない。

分かっているのは、私はまだ一度も、その店の中を見たことがないということだけだ。