今年大学受験を終えた私ですが、実は去年は人生でも一番大変な一年間でした。私は高校三年生の時に二度手術を受けて入院していました。今日はその一回目のお話をしたいと思います。

 二回とも同じ肺気胸という肺の病気です。一回目は5月、二回目は8月。この病気は肺に穴が開いてしまい、そこから抜け出た空気が肺を押し潰してしまうというものです。元からたびたび胸が痛くなることがあったのですがあまり気にしていませんでした。ですが、兄も二度同じ病気で手術しているということもあり念のため病院で診てもらおうということになりました。結果その日の内に病棟に入ることになりました。処置室に案内されベッドに横向きに、左の脇の下に消毒液(コードブルーでみた赤茶色の液体)をかけられました。そしてケロロ軍曹のプルルちゃんが持っているようなバカでかい注射針(本当に30cmくらい)で局所麻酔され、そのままメスを入れられました。そこで先生に「今もうメス入ってるよ!痛くないでしょ?」と聞かれ、「全く痛くないです!見てもいいですか!」と呑気に会話していたのを覚えています。今思えば先生もそんなこと言う必要無いと思います笑。そうして脇の下から左肺に管を入れて空気を送るという状態が4日間続いたのち手術に至りました。なんでも肺が小さくなりすぎて手術できない状態だったとか。
 手術は2時間程度で終わり、18時ごろ目が覚めました。でも、本当の地獄はここからでした。熱が出てまともに意識はないのですが一睡もできないまま朝の11時を迎えることになりました。もちろん寝たきりなので、仰向けで息を吸うと胸が痛いという状態で17時間放置されたということになります(気持ち的には永遠と続く苦痛)。この日の夜は一時間おきに時計を手に取っては眺めるということをしていました。術後は歩くことで肺を元の大きさに戻すらしく、一日中病院を歩いていました。それも常に酸素を測られ、大きく息を吸うと胸に激痛が走るので本当に大変でした。
 とまぁこんな感じで本当に地獄のような入院生活でした。まぁでもびっくりするくらい看護師さんが綺麗で助かりました笑笑。
 この病気は細い人がいきなり背が伸びることで肺に穴が開くらしいので、若い子はしっかりご飯を食べて予防しましょうね!それでは!