暑い夏はもうすぐ過ぎて、枯れ葉舞い散る冬の季節がやってきます。


冬の散歩道には「ツイードジャケットが似合います。

 

クオリティーの高いホームスパン織りのツイードの中にスコティッシュウールの「シェットランドツイード」があり、

 

今回ご紹介する『JAMIESONS=ジャミーソンズ』は、スコットランドのシェトランド諸島で、5世代にわたってネイティブのシェトランド羊のウールを専門扱ってきたファブリックメーカー。

「ジャミーソンズ」の、シェットランド・シープ(Shetland sheep)は、シェットランド諸島原産の小型の羊の毛を利用しており、その羊毛は歴史的に商品価値を認められてきました。

 

シェットランド諸島はイギリス北端のスコットランドの更に北の海上に位置し、北欧系の短尾種(Northern European short-tailed sheep)に属し、絶滅した幻の羊「スコティッシュ・ダンフェイス種」に近い品種。

 

鉄器時代まで、ブリテン諸島および北部、西部ヨーロッパに生息した羊は小型で尻尾の短い品種で、角は雄にのみ存在し色もさまざまでありました。 

 

この短尾種は次第に長尾種に置き換えられ、短尾種の生息地域は限られたものとなっていったのです。

 

この品種は高品質な羊毛と羊肉を産出し他の商業的に飼育されている品種と比べ、小型で成長も遅いが、頑健で繁殖も容易、環境への適合性もあり長命であります。

 

他の近代的な品種と比べ、野生の生存能力を残しているため飼育に手間がかからないこともありこの品種は何世紀にもわたって食料の少ない厳しい環境を生き残ってきました。

 

20世紀初頭までにシェットランド種は交配により羊毛の品質が悪くなることが判り、この問題に対処するため1927年にShetland Flock Book Societyが設立され、原産地である諸島域での保護に努めています。

 

「ジャミーソンズ」で仕立てるジャケットは洗練された良質のフライデーウエア、あるいはウイークエンド・カントリールック。

 

例えば当店の得意としている“ラギット”な「ノーフォークジャケット」としてお楽しみ頂けます。

 

毎秋冬の男子服装の定番である「ジャケットコーディネート」として使えそうな、ツイードジャケットにジーンズを合わせた着こなしにも。

 

インナーはセーターにシャツをインしたオーソドックスな構成でも、いつものジャケットコーディネートを、このジャ“ミーソンズ・ツイードジャケット”に変えるだけで本格度がアップ、という手軽さも魅力。

 

まるでセーターのようにソフトでスポンジのような雰囲気で、織っ織り上げているので、しっかりした本バス総毛芯仕立てもいいですし、肩パットをなくした軽いアンコン仕立てでも良いかも。

 

秋冬マストなツイードジャケットに、

 

冬らしい印象が魅力のタータンチェック、ハンドトゥース柄を合わせ「季節感」を出せば成功。

 

「ビジカジジャケット」はもちろん、ネクタイを外せばウィークエンドのデイリーに使えます。

 

高級スーツとツイードジャケットを同じステージで語るべきではないのですが、

 

最近のラグジュアリーな服地至上主義みたいな風潮はやっぱりどこか行き過ぎているように思え、たまには「抜ける時間=リラックスできるひととき」が大事です。

 

その時間の相棒がシェットランドツイードというわけです。
 

店内に、「ジャミーソンズ」のジャケット地、サンプルをご用意。

 

今から、秋冬のジャケットを想像するのも楽しいね。

 

 

スペシャルプライスの詳しい事はhttp://www.tailorwatanabe.com/special-price.html

 

グーグルマップで店内が見られます。

https://goo.gl/maps/X1vb5Xmwcgn

 

 

2016年フリーペーパー「rojiroji」に当店が掲載されました。No.1詳しい事はこちらまでhttps://rojiroji-blog.tumblr.com/post/144935146801/tailor-watanabe-order

 

2016年フリーペーパー「rojiroji」に当店が掲載されました。No.2詳しい事はこちらまでhttps://rojiroji-blog.tumblr.com/post/147790642911/tailor-watanabe-fitting

 

テーラー渡辺ホームページ(渡辺弘行)
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