Tailor Bijoux👗💎Blog:  2019/10/24  
【AIビッグデータの時代にアナログに取り組むワケ】

ビジネスコンペに参加したり、起業準備を行なっていると、ITや技術を駆使したサービスは強いなぁと思います。まだ見た事・聞いた事のないサービスは、人や投資家の興味を大きく惹きつけますよね。

私はというと、ここ数十年以内に起きた変化、スマートフォンやIOTなどのライフスタイル革新にもまだ充分についていけていないような気がするのですが、人工知能やクラウドデータ解析を活用すれば、夢物語のような生活がすぐに実現してしまうかのように感じます。

そのような中でファッションはどうでしょう。

ファッション×ITと言えば、記憶に新しいのがZOZOスーツですよね。ネットでは「割と上手くできている」「意図せずレトロアメリカンスタイルなスーツになる。」など評判はまちまちですが、やはりファッション業界の未来として考えることは、その人の好みのスタイルとサイズが簡単に叶う、という事だと思います。

既に海外ではボディスキャン技術をテーラーに活かす可能性が模索されています。例えば体重計のようなものに乗ると、アームが伸びて螺旋状に人体のSDスキャンを行うという技術があるようです。(まだ一般化されていないですが)

それを確かにアパレルCADでパターンデータ化して、裁断、縫製を行なってしまえば、実現もそう遠くはないかもしれません。

では、それらを作る原料はどうでしょう?

ある人が「とびっきり明るいフラミンゴピンクのコートが欲しい❤」とすると、そのためだけに生地の原料が調達され、色が調合され、染色され、織られる。その工程を欲しいと思う人の数だけ、つまり何万、何億通り???まさか。

あるいは、各生地や副資材業者の持っている何千、何万もの入れ替わりの激しい生地を全てクラウドデータ化し、AIが瞬時に発見できる?できそうな気もしますが、そもそもそんなAIやIT技術を導入できる企業、入力の手間をかける余裕のある企業はこの逼迫したアパレル不況の中で一体どれだけの数があるのでしょう?

となると、ファッションのIT化はまだ意外と遠いという気がします。

服作りについては長くなるので改めますが、昭和のような熱狂的な洋裁ブームは時代的に起こりえないでしょう。

そんな中で堅調なのがオーダースーツ業界です。自分にとって最適な生地を選ぶ楽しみ。自分だけのぴったりなサイズ感のスーツ。その出来上がりを待つ1ヶ月間の楽しみ。こんなアナログな喜びが人を惹きつけているのだと思います。

男性のイメージが強いですが、女性でもオーダースーツを作る方は増えているようです。じゃぁなぜ私がいわゆるメンズ的なスーツそのものではなくツイードスーツなのか?それもまた長くなるのでまた改めるとして。

エアコンはスマホで付けられた方が便利だし、キャッシュレスの便利さは元に戻れませんよね。でも、ファッションのように自分にも他人にも誤魔化せないモノはアナログで。こんな時代空気が蔓延しているような気がします。

私はのんびりとした性格のため準備で既に時間がかかってしまっていますが、このオーダー服というビジネスを選んだことは間違っていないと信じ、焦らず丁寧に魅力を伝えていければ良いなと考えております。

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