工房日記 -32ページ目

ピスポケット

店主です。


ピスポケット(パンツの後ろポケット)の紹介です。


これは、片玉縁ポケットと言ってパンツのポケットによく見られます。


人間の体というものは直線ではないので、それを考慮してポケットも作っていきます。


おしりの曲線に合うように、丸みを帯びるように袋布や口布にも

工夫をしながら作っていきます。


この工夫をすることにより、口の開きにくいポケットになります。


これも、オーダーならではの縫い方です。



裁ち合わせ

店主です。


画像はパンツの裁ち合わせです。


裁ち合わせとは縫う前の下準備です。


ポケットの袋地や前立て、天狗布などのパーツを順次作っていきます。


このときに全体の完成を考えておくと作業がスムーズに運びます。


今回はパンツの部品ですので数も少しですが、これらが服を縫う

基本になっていきます。



僕には弟子が2人いるのですが(2人とも女性なので姉弟子と妹弟子ですね)、

まずはパンツの仮縫いとパンツの本縫いを覚えてもらいます。


パンツの縫いは基本になる物ですので、ここでしっかりと基礎をたたき込んで

おきます。




きりび

店主です。


きりびとは、パターン(型紙)通りに印を付けていく事です。


ここからは、指ぬきを使いしつけ糸で印を付け縫う最初の作業です。


この指ぬきが針に当たるまで少し時間がかかりますが、

針が指ぬきに当たるようになれば作業は早くなります。


弊店の卵達も、指ぬきになれてきたので少し早くなってきたようです。




たくさん作業がある時は、ミシンを使います(しつけ糸で印を付けるためだけのミシンです)