今日、TBSの水トクというテレビ番組で詐欺の手口が紹介されてました。

これを見て感じたのは、騙されてしまう人たちの傾向として、自分の都合のいいように物事を考えてしまい、客観性がない人たちだということです。

たとえば、ロトという宝くじ、必勝法など絶対に無いのにも関わらず、必勝法が有ると勘違いしてしまう。これはまさしく自分の希望を叶える考え方 = 自分の都合の良い考え方 をしていますよね。

ここから見えてくることは、人の思考は、"好き嫌い"が基本となり、その上に様々な思考が形作られています。

たとえば、変な例ですが、よく怒る人、このタイプの人は、健康状態が悪い人でなければ、怒ることが"好き"な人なのです。常に人を怒鳴りつけることで快感を感じています。

この "好き嫌い" は良いことでも悪いことでもなく、本能の部分なので仕方の無い部分でもあります。

社会生活をしていく中で、自分の中に発生する "好き嫌い" をコントロールすることができるのが人間です。

人間してますか?
最近の株価は乱高下状態ですが、この株価、ご存知の通り、買いたい人、売りたい人のバランスで取引価格が決まります。ということは、究極的に言ってしまうと、株価は取引する人の気分次第ということになります。

または、いわゆるシステム取引などと呼ばれているコンピュータを使用した自動売買により、プログラムで設定された条件を引き金として、意味もなく株価が乱高下している可能性もあります。

この状況をよーく考えて見ると、現在の株の短期売買は、競馬、競輪等の賭け事と全く同じか、この先どうなるか全く読めないので、宝くじと同じ状況になっているのではないかと思えるのです。

すなわち、現在の株式市場における株取引の状況では、株取引で利益を出せるのは、運が良い人か、大きな資金を運用して株価に影響を与えることのできる人たちしか利益を確保できないことになります。

異論はあると思いますが、個人的にはこれが現実なのではないかと思うわけです。