ミャンマーのクーデター。

独裁国家だの絶対君主国だの一党独裁国家での

クーデターは許されても、

民主国家でクーデターを起こすことなど許される訳もなく

アウンサンスーチーには一刻も早く帰ってきて欲しい。

事態の平和的解決を強く望む。が、

今回のクーデターを手を叩いて喜んだ人達がいた。

ロヒンギャ達である。

ロヒンギャとは、ミャンマーのラカイン州に住む人々である。

人口規模は80万人と推計されるが、

国外に逃れたロヒンギャは60万人を超えており、

過半数がミャンマーを追われた計算になる。

難民は50万で、さらに25万人が潜在的な追放の危機にある。

宗教(ロヒンギャはイスラム教。他のミャンマー人は仏教徒)や

複雑な歴史的経緯からミャンマー国籍を剥奪され、

掃討の対象ともされる。

スーチーは何もしてくれなかった

との思いから手を叩いて喜んだのだ。

 

あなたはユニセフのCMを見ましたか?

ロヒンギャの女の子が生後10か月の妹を抱いて、

難を逃れ、命からがら、やっと難民キャンプにたどり着く

例のアレである。アタシはそのCMを見て毎日泣いている

無条件に泣いてしまうのだ。

 

復帰した未来のスーチーよ、

色々事情はあるんだろうけど、

当事国としての責任で、一刻も早く

ロヒンギャの命と健康を守れ

国籍を回復させてやれ。

国籍の回復だけでも行えば

政治難民として受け入れてくれる近隣国も増えるだろう。

当事国として、

これ以上、不作為が続くとしたら、

それは耐えがたいほど正義に反する!