“トランスフォーマー ザ☆ヘッドマスターズ” に登場したサイバトロン、トレインボットの
“重機動戦闘員 カエン” が、
MPGで発売。
ついにトレインボットの6人が揃いました。
マスターピースシリーズのスピンオフとして、合体、巨大、グレートの3つのGをコンセプトにスタートしたMPG。
いわゆる和製キャラのためハズブロ手動の通常ラインではなかなかその機会に恵まれなかったトレインボット初の本格リメイクということで、僕も非常に期待していたのですが・・
スピンオフとはいえ基本はMP準拠のハイエンドトイ。扱いに気を遣う部分も多く、ガシガシ遊ぶには適していないようだ・・ということはトップバッターのショウキの時点で察しました。
ただ、もちろん個々の構造に起因する部分も多いものの、あとになるにつれいろいろと改善は見られ、折り返しのスイケン、セイザンとなるとそれほど神経質になる必要もなくなっていきましたね。
そしてトリを飾ることになった今回のカエン。
これまでの5人は、スイケンを除き、JR各社からの正規ライセンスを得てビークルモード・・列車モードのビジュアル制限はもちろんのこと、Nゲージ規格に合わせたスケール統一がなされ、実際の各車両のサイズ差を再現する一方でロボットモードのサイズもほぼ統一するということをやってのけていたのですが、さすがにカエンは無理だった・・
カエンが変形するディーゼル機関車は、ほかの5種の車輌と較べて圧倒的に小さいんですよね。
いったいどうするんだろう? と思っていたけど、結局どうすることもできなかったようです。
しかし、単体状態だけの話じゃないですね。
ライデンへの合体では、カエンは腰部を担当します。
ショウキのレビューのときに、僕はMPGではカエンが一番重要になってくると思うし、たぶん一番難しいと言ったと思いますが、やっぱり難しかったのでしょう。
そしてその回答としての今回のカエンは、正直十分ではないと思っています。
とはいえ、始めから結論じみたことを言うべきではないですね。
まずは見ていきましょう。
なお、今回はあくまでカエン単体としてのレビューに留めておきます。
なるべきく日を置かずにライデンのレビューもするつもりでいますので、しばらくお待ちください。
パッケージ
シリーズ共通の横長のパッケージ。先にも言ったようにカエンはほかの5人と較べてかなり小さいのですが、パッケージサイズは共通になりました。
まぁ、小さいといえばゲツエイも小さかったけど、そこはシリーズでちゃんと揃えてくれたことはありがたい。
裏面の仕様もいつも通りです。
キャラクターカード
新規書き下ろしイラストを使用したカードも付属。
裏面のテックスペックの数値はオリジナルトイと同じはず。
カードはカエンだけでなくライデンのものも付属していますが、それはまた今度。
なお、今回は一般販売のカエン単体版だけでなく、タカラトミーモール限定のライデンBOXセットが発売されており、僕はそちらを購入しました。
そのボックスの仕様に関しても、ライデンのレビューのときにとっておきたいと思いますのでご了承を。
しかし、2月のトランスフォーマー新製品の合計金額がヤバイ・・さすがに僕も全部は買ってませんけども。
タカトミはTFファン全員富豪だとでも思ってんのかな?
トレインボット 重機動戦闘員 カエン
アニメ劇中ではショウキに次いで台詞の多かったカエン。
別にサブリーダーというわけでおなかったっと思うのですが。
地球人換算では35歳くらいのパワーファイター。
オリジナルトイの印象もあってチームのなかでも大柄というイメージでしたが・・
DE10型ディーゼル機関車に変形し、チーム6両連結では前から5番め、最後尾のユキカゼの一つ前に連結。
熱いのが苦手なユキカゼには嫌がられていたようですね。
ライデンへの合体では腰部を担当します。
ビークルモード
DE10型ディーゼル機関車です。
無知なもので、機関車というと全部石炭で走るものだと思ってました。
その名の通りディーゼルエンジンを積んでいるので、燃料は軽油とかですかね。
新幹線はもちろんのこと、ほかの3両の在来線とも異なる、運転席の前後にボンネットが配置された、横から見ると凸型のシルエットが特徴的。
朱色メインのカラーリング含め、レトロな雰囲気が今は逆にお洒落に感じられます。
なお、小っちゃい。
これまで一番小さかったゲツエイのブルートレインよりさらに小さくて可愛らしいです。
ただその小ささに反比例するほどの情報量で、造形自体は当然ながら実にリアル。
塗装も細部に至るまで丁寧にされています。
車輌の先端と後端には、それぞれほかのメンバーと連結するためのジョイントパーツがあります。
取り付けの際は一旦下部の手摺りなどが付いているパーツを開く必要があります。
また、取り付けたまま変形はできません。
たださすがに小さいので裏打ち処理はされず、外壁含めクリアパーツ製となります。
変形時にはけっこう細かく動かす部分ですが・・
ディスプレイ用線路パーツ
基本仕様はほかの在来線に変形するメンバーに付属するものと同じですが、裏面の形状が異なる新規造形。
これまでは新幹線用、在来線用どちらも2本のパーツを連結する仕様でしたが、今回はカエンのサイズに合わせてなのか、1本だけが付属。
しかし、ほかの在来線用線路パーツよりも1本あたりの長さは長いです。
新幹線用線路パーツ1本と同じ長さですね。
もちろん、ほかの線路パーツとの連結は可能です。
カエンのを乗せるとこんな感じ。
ジャストサイズ過ぎませんかね・・
それでは、ロボットモードに変形。
なかなか面白いパターンなので、ざっと流れを載せておきますね。
以上、変形完了。
運転席部分が胸部になったり、ショウキ同様、オリジナルトイでは分離させなければならなかったバックパック部分が分離させなくてよくなったり、各パーツの大胆な移動も面白いものになっています。
ロボットモード
わりとスマートなイメージもあったアニメデザインとは異なるゴツめの仕上がり。
全体にちょっとずんぐりしていて、バランス的には最近のジェネレーションラインアイテムに近い雰囲気もあります。
とくに、けっこうスラッとしている腕脚担当の4人とは随分異なる印象ですね。
これまでの5人はいわゆるガワ変形に近いところもあり、ロボット時に残るビークル要素は腕や脚の外装くらいだったのに対し、カエンは先にも触れたように胸部は運転席の変形ですし、脚部も車輌の前後部分ほぼそのままだったり、まぁそもそもビークルのデザインがほかのメンバーとは全然違うということもあって一種独特の雰囲気がありますね。
背面。
ガワ変形でないため、非常にすっきり、綺麗にまとまっていると思います。
膝関節に肉抜きがありますが、この程度は許容範囲でしょう。
そしてサイズ感。
合体時に2人で胴体を構成することになるショウキと並べてみますが、カエンは一回り小さいです。
これまではロボットモードのサイズはほぼ一緒になるように頑張ってきたのに・・
ゲツエイからのユキカゼには驚かされたものです。結果的にユキカゼのガワ処理がなかなか厄介なことにはなりましたが。
まぁ、ディーゼル機関車とほかの車輌のサイズ差を考えると、ロボットモードでの膨張には限界があるのはわかります。
というか、ビークルモードのスケールを統一することでロボットモード時のバランスに弊害が出ることはわかりきっていたはず。
機関部単体で限界があるなら、その後ろに貨物コンテナでも付けて、それを脚にするとかの方法もあったんじゃないか? とか思ったりもするのですが・・
では、各部を見ていきます。
まず頭部。
体格に合わせて顔も小さ・・いや、ちょっと小さ過ぎやしないかい?
先の全体画像でもおわかりの通り、かなりの小顔になっています。
胴体も腕脚も太短いのに、顔だけ異様に小さくてバランスが悪いです。
顔付き自体は優しげな雰囲気。ややしゃくれ気味かな?
頭部の後ろ側、ちょうどうなじの辺りにガワパーツが繋がっていて、頭部可動(回転)の際に若干干渉します。
ビークルの先端部分をバックパックのように背負う格好はオリジナルトイ(もちろんアニメデザイン)とも共通ですが、今回は分離させることなく一体変形可能になったのは先にも触れた通り。
展開して腕部も構成する関係でバックパック部分は薄く、ほぼ車輪部分しか残っていません。かつ、胴体と密着するような感じになっています。
また、ビークルモードでも取り付けられたアニメ版再現用トレインマークはロボットモードでも取り付けることが可能です。
ただ、ご覧の通りクリアランス的にはギリギリ。
マーク自体の上下も逆になります。
ビークルの運転席部分が変形する胸部。
今回のMPGアレンジによるところですが、しっかり機関車から変形しているという感じられてよいですね。
中央にDE10~と型式表記が残るのも面白いです。
しかし、ほぼクリアパーツの箱組でできている胸部に、腕部基部をジョイントするのがけっこう怖い・・
嵌めるときより外すときのほうが怖いな・・
また、仕様ではありませんが、上半身をぐいっと上に引き出すこともできます。
まぁ、ご覧の通り腹部にあたる部分が空洞になってしまうわけですが、わずかながら身長を伸ばすことができます。
プロポーションも幾分よくなりますし、ほかのメンバーと並んだときの違和感も多少は薄まるかなぁ・・
お好みで。
ショウキ並みにでかい手の甲部分にはサイバトロンマークが。
なんでまたこんな目立たない部分に・・?
ちなみにビークルモードではこの手は半ば前腕に埋まったような状態で収納されているわけですが、とくに引っかかりもないため引き出すのが大変です。
レバーになるようなダボでも付けておいてほしかったですね。
親指が単独で、人差し指以下の4指が一体で可動します。
完全に折れてるくらいの位置まで動かせますね・・
なお、腰部後方のアーマーパーツ(合体時の腰部前面パーツ)が当たるので、腕を真っ直ぐ下ろすことができません。
なんか可愛いね・・
脛はビークル運転席の前後モジュールが変形する都合状、左右でボリュームが異なります。
間近で見ると思った以上に厚みに差がありますね。
また、脛は合体モードの都合もあり本体から分割することができます。
ライデン脚部(ゲツエイおよびユキカゼ)の合体ジョイントも兼ねる太腿のジョイントは左右で微妙に形状が異なるので、左右の脛を入れ換えて取り付けることはできません。
左脛を右側に接続することだけはできます。
付属武器
パワーレーザー
メイン武器となる射撃武装。
名称はキャラクター名の初期案であるパワーライナーから。
名称のイメージとは裏腹に、比較的小型でピストルっぽい雰囲気ですね。
手で保持の際は、グリップにあるダボを手のひらの穴に嵌めることで一応固定できます。
まぁ、MPG トレインボット全員に言えることですが、固定はやや甘いです。
また、側面のダボを使って前腕に取り付けることもできます。
同じダボを使って腰裏へマウントすることも可能。
ビークルモードでは、まず前後のパーツを取り外してその二つを連結、さらに本体はグリップを収納して、
本体は前部底面にマウント、
前後パーツはその後方の内側(ロボット左脛の内部)に収納できます。
一旦展開しなければならないので、なかなか面倒臭いですね。しかも前後パーツの方はジョイントの固定も甘くてすぐ外れるし・・
もうちょっと楽な収納方法はなかったものか。
ライトソード
ビームサーベルかライトセイバーっぽいデザインの格闘用武装。
本来はライデンに合体したとき用の格闘武器ですが、各メンバー単体のロボットモードでも保持可能。
グリップ後端近くのダボで固定するかたちですね。
グリップ中ほどの左右にでているダボはライデンの手で保持するためのダボです。
カエンについては、そのダボを使って先のパワーレーザー同様に前腕に取り付けることもできます。
刀身部とグリップとは分割することができ、グリップのみで腰裏にマウントできます。
もちろん刀身部を付けたままでもマウントできますけどね。
なお、ビークルモードには収納できませんが、線路パーツの裏側に収納しておけます。
セイザン付属の光剣と同じ扱いですね。
合体モード
ライデンへの合体では腰部を担当。
実際の人体でも腰は非常に重要な部分ですから、当然今回の合体形態でも要となる部分、なのですが・・
肝心な部分はほぼカエン単体の腰のままじゃないか!
というか、パッと見だとロボットの腰部には見えません。
横から見るとわかりやすいですが、
ロボットモードの上半身、そして分解した脛以下の脚部はすべてまとめて後ろ側にぶら下げたような状態で、腰部そのものよりもその後ろの余剰部分のほうがボリュームがあります。
真正面から見ると、そのぶら下がった物体が股下から覗くので非常に格好悪いです。
いやまぁ、これがいわゆるリアスカートやアーマーのように平面的なものであればまだいいんですけど、実際にはほら、四角いブロックが垂れ下がっている状態ですからね。
この部分そのまま持ち上げて腹部にできなかった?
ロボ胸部と腕部の固定もねぇ・・
これは下から見た状態ですが。
胸部パーツをわずかにスライドさせて留めるとか、あまり綺麗とはいえないですねぇ。
また、左右の脛は取り外し、セイザンに付属のライデンキャノンを組み込むことで腰側面から正面を狙える武装となるわけですが、これはMPGで新たに設定された武装。
これもわざわざこんなことせずに、そのまま太腿にすればよかったんじゃ・・
ちなみにライデンキャノン取り付けには脚部接続用のジョイントを仕様。
外装と干渉するため、ちょっと開いた状態で内側から嵌め込む(すみません、画像の矢印は逆です)というややこしい仕様。
キャノンを外した状態はこんな感じ。
本当、なんだろうなこの後ろの出っ張りは・・
ちなみにライデンキャノンは2つのダボで取り付けるのですが、まぁ外れやすいです。
胸部担当のショウキと合体。
ジョイントはスライド式の一箇所のみですが、案外しっかり固定できます。
がっちりという感じではないんですが、まぁそうそうはずれることはないと思います。
それでいて外そうと思うとわりとするっと外せる。その点は評価できる。
・・うん。胸から腹がなくて急に腰が生えてます。
ただ、正面から見ると意外と悪くないかも・・?
いいや、横から見ると途端に剥がれる化けの皮。
冗談かと思うでしょ? マジなんですよこれ。
やはり単体ロボとしてもほかのメンバーよりも小さいカエンの腰ほぼそのままなので、バランスが悪いったらない。
1/60のPGの上半身に1/144のHGの腰を付けたような・・
そしてパーツの持て余し感も酷いですね。
MPGって、どういう順番でデザイン、設計したんでしょうね。
どう考えてもカエンが一番重要じゃないですか。
普通に考えて、まずカエンの設計を上げないことにはほかのメンバーの設計に移れないと思うんですけど・・
でもこの仕上がりを見るに、発売順通りにショウキから、それこそ見切り発車で進行していって、最後のカエンはどうにもできなくなって諦めた・・ように感じてしまう。
そんなことないとは思いますよ。
モックアップ試作とか、その前に公開されたシルエットの段階でも、プロポーションについてはおや? という感じでしたし・・
と、今回があくまでカエン単体のレビューなので、ひとまずこれくらいにしておきましょう。
文句(おい・・)はまた、ライデンのレビューのときにたっぷり書きますよ。
スタンド用アタッチメント
TFパワーベース等、別売りのスタンドに取り付けるための専用アタッチメントが付属。
向かって右側がカエン単体用、左側がライデン(合体モード)用です。
無色クリア成型のため白背景では見辛くてすみません・・
単体用アタッチメントは、ビークルモードでは後部底面に取り付けます。
一旦パーツを開かなければなりません。
ロボットモードでは腰裏の3㎜穴に取り付け。
合体モード用のアタッチメントは股下部分・・カエン単体のロボットモードでは腰部前面のいわゆるフンドシ部分にがっちりはめ込むかたちになります。
かなり硬いです。
BOXセット付属のスタンドを使ってディスプレイした状態がこちら。
さすがに単独だと安定します。
なんか、こういうビークルっぽいですね。
ロボットの腰には見えない・・
それでは、アタッチメントを外しましょうか・・
え? 嘘やん・・
いやぁ、アタッチメントを嵌め込むときもかなり硬かったので嫌な予感はしてたんです。
ただ、クリアパーツ製のアタッチメントのほうが割れるかと思ってたら、まさか本体側のパーツがもげるとは・・
なんでこんな負荷のかかるところ分割したんだろう?
せめて挟み込み部分がもっと分厚蹴ればこんなことにはならなかったと思うなぁ。
なお、そのままパチンとはめ直せましたので、とりあえず支障なし。ないことはないけど・・
比較画像
あらためてショウキとロボットモードで。
サイズはカエンが一回り小さいですが、ほかのメンバーと違って比較的ずんぐりしたプロポーションや大きめの手など、共通点はありますね。
これで同じサイズだったなら・・
先の方法でちょっと身長を伸ばしてみました。
多少はバランスとれたかな?
ビークルモードでも。
ディーゼル機関車小っちゃいな。全長はほぼ半分ですね。
一応合体モードでも。
パッと見バランスは悪くないように思えますが、カエンのほうはほとんどが余剰パーツですからね・・
MPG ショウキ レビュー | 退屈と惰性と 改 (amebaownd.com)
ユナイトウォリアーズ ビルドロンのロングハウルとロボットモードで。
これまでは、一応ライバルとされているアニマトロン(パワーオブザプライム版)と並べてきたのですが、あちらは5人、こちらは6人でもう相手がいないので、同じ6体合体で構成も共通のビルドロンから登板願いました。
ライセンスの絡みもあるのでしょう、ビークルモードの再現度重視とスケール統一の結果、やむなくほかのメンバーよりロボットモードが小さくなってしまったカエンに対し、おそらくは合体モードでの安定性重視でオリジナルのスマートさとは似ても似つかないアンコ体型になってしまったロングハウル。
方向的には真逆ですが、ある意味境遇は似ている2人です。
ビークルモードでも。
ウルトラ重機じゃないか・・
もとい、ビークルのスケール感という意味では、案外ほかのメンバーと並べても不自然さはないんですよね、ロングハウルは。
合体モードでも。
そして注目すべきはこちらですよ。
そもそも合体時のサイズがまったく違うので単純な比較はできないのですが、どちらも単体ロボット時の腰部がほぼそのまま合体時の腰部となる点は同じ。
ですがロングハウルの場合は単体のサイズをほかのメンバーより大きくし、かつ腰部だけでなく腹部から太腿までを構成することで合体時の保持力、安定性を確保しています。
逆に、カエンはほかのメンバーより小さいうえに合体には実質腰部しか使われておらず、ほかのパーツはある意味余剰扱い。
結局はどの形態を重視するかということなんですよ。
まぁ、ビークルの再現度はそれなりでスケールではなくサイズ感を合わせたジェネレーション規格だったなら、ロボット、ビークル、合体の全形態でとくに破綻のないトレインボットはできたと思うんですよね・・
すべてはハズブロのせいか・・
以下、画像
変形の都合で腰は回りませんが、それ以外はけっこうよく動いてくれます。
足首も柔軟に動くので、自立も安定。
立て膝も綺麗に決まります。
ライトソードで。
前腕に装着できるのがいい感じ。
がっしり体型なので素手での格闘戦イメージも似合います。
小柄なこともありますし、なにより足首の柔軟性、接地面の広さでポージングにまったくストレスを感じませんね。
ロボットモードでの扱い易さはチーム一といっていいでしょう。
腹部の伸長(仕様ではない)を利用すれば、若干仰け反ったようなポーズも。
頭部も少し上下に動かせればなおよかった。
基本左右回転しかできません。
BOXセットに付属のスタンドアームを使ってディスプレイ。
小さいといえどもぎっしり詰まっていてそれなりに重いので注意は必要かな。
カ「脚取れちゃった・・
単体時でもこの分離ギミックが活かせるなにか・・とくに思いつきませんでした。
トレインボット集合!
さすが。6人揃うとなかなかの圧力・・トータルの密度感がすごいです。
しかし、やっぱりカエンが小さい。
1人だけ子供混ざってるよ。
しかしポーズ付けしてみると意外と気にならなくなります。
いやまぁ、後ろのゲツエイに立て膝付かせたり、いろいろごまかしてるからかな(笑)。
出で壮観ですよ。
ビークルモードでも。
鉄オタが歓喜しそうな光景・・なんだろうな。
鉄道に詳しくない僕でも普通に興奮しますもん。
このクオリティは確かにMPならではだと思います。
そして6両連結。
長過ぎるよ!
ブース内には当然収まりませんし、室内でもいろいろと映り込んでしまうので、もう外で撮りました。
しかしすごいな・・
ただ、連結ジョイントはもうちょっとカチッとしっかり固定できるものにしてほしかったですね。
なんで軟質製にしたのか?
嵌めるときは妙に硬いし、かと思うとあったり外れたりするし・・
あとユキカゼとかはジョイント基部が薄いパーツの箱組状態だから嵌めるとき力を入れにくくていけない。
あらためてロボットモードで全員集合。
まぁ、この光景を見ると最後まで付き合ってよかったは思います。
全員揃ってのまともなリメイクは初めてですからね。
以上、“MPG カエン” でした。
なにはともあれ、MPG トレインボット完走です。
いろいろ思うところはありますが、これも経験ですね(笑)。
当初より危惧していたビークルでのスケール統一の弊害が、今回のカエンでモロに出てしまい、結果として合体形態であるライデンの仕上がりもむべなるかな・・という感じです。
ライデンについてはまたあらためてまとめたいと思いますので今回はひとまず底までにして、カエン単体の話に戻ります。
まぁね、カエンはいいですよ。
むしろMPG トレインボットのなかでは1番好きかもしれない。
なんせ扱いやすいですからね。
ビークルは小さくて可愛いし、なによりモチーフがほかのメンバーとは違って唯一無二だし。
変形もあっと驚く大胆なパーツ移動が楽しい。
ロボットモードは、腰部回転こそできませんがほかの可動性は十分ですし、自立も安定するのでポージングにストレスがなくていいです。
合体モードについては・・もうやめておきましょう。
ともかくも、カエンはいい。カエンに罪はない・・
さて、今回よりこちら、アメブロにてレビュー再開とあいなりました。
当初の予定では新年度が始まる4月1日にこのカエンのレビューをアップして、続いてその週内にさらに2本め、3本めとアップしているはずだったんですが、ちょいとトラブル続きで遅れに遅れてしまいました。
ともあれ、今後こはちらでまたまったりのんびりやっていきますので、よろしくお願いします。
といったところで、今回は終了。
またのご訪問を。