本日、安佐南区民文化センターにて標記の催しが開催されました。


短期大学部幼児教育科の主催で、「ステージ発表」「パネル発表」を地域の子どもたちや保護者に観ていただき交流する催しで、テーマ別の卒業研究発表の意味もあります。



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今期“和太鼓”をテーマに取り組んでくれた学生は、男子1人を含む14人!

取り組む曲は4年越しのオリジナル曲『天水の郷~花とその種子~』。



10月末から昨日まで、私は6回の練習と2回のリハーサルに伺いました。


初回の練習から、いきなり“檄”を飛ばす羽目になり、どうなるものやらと思いつつも、あれからわずかな日数しか経っていませんが、学生たちは大学の太鼓とタイヤを使っての自主練習も積み、目つきも少しずつ変わっていきました!


黒一点の男子リーダーは、その役割を果たすべく真面目に必死に頑張りました!

また練習を追っていく中で自然に、各ポジションを引っ張っていくリーダーが育っていき、全体のレベルとまとまりが少しずつ出来上がっていった様に思います!


組太鼓メインの3尺平大太鼓とはわずか一週間前からの対面で、担当の2人は“打ち込む”ということの大きなカベに直面せざるをえませんでした!


本番が近づくにつれリズムも身体に入ってくると、皆表現の“欲”も段々と出てきて、所作も直前まで変えていきました!


余談ですが、昨日の練習で担当の先生より本番の髪型・色についてのいきなりのダメだしを受け、学生たちはどうしても納得がいかず抵抗をあらわにしていました!

“大学生らしさ!”と“自由な表現!”の狭間で葛藤していました!


この短期間の様々に凝縮された取り組みや思いが、さて本番いかなる表現になるのか・・・?!




仕込みも終わり、本番リハへ!

髪型は皆おとなしい目のストレートヘアー!



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照明も当たりマイクも使っての最終チェック!

私の口出しもここで終わり!



そして、待ちに待った本番!


今年は緞帳が上がってからのスタートに。

まず静かに篠笛のソロと、“天水の郷”と“生命の循環”を現した大太鼓。

何とかクリアー!


ソーレの掛け声から“希望の序”へ。入学当初の初々しさを表現。

緊張による硬さはあるものの、皆一生懸命打っている!


そして“学びの破”へ。

締太鼓群と長胴・大太鼓群とのソロの掛け合い。

更に、一つになって“鳴島”の基本打ち!

皆のリズムと気迫が一つになって気持ち良く客席に伝わってくる!



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そしていよいよ“巣立ちの急”へ。

会場の手拍子ももらい、照明も赤色に!

鉦も入って皆ノリノリ!

昨日変更したり、チェックしたところが上手く出来、上々の表情でラストの“ヤー!”へともっていきました!



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ステージ裏に駆けつけ近くで見てみると、皆の髪型はてんこ盛り!で、化粧も厚々!


全員一様に泣いていました!

欲目なしに本番が一番の出来でした!


短期間ながらも練習と本番をやり遂げて、皆一皮むけて、何かを感じてくれた様です。

私自身も、ヒヤヒヤながら達成感を味わうことが出来ました!



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後は、これから社会に出て様々に揉まれ経験を積んでいくであろう彼らに、静かにエールをおくるだけです!



関係者の皆さま、今日は本当にお疲れ様でした!!