(これはこの夏刊行予定の「古事記ゆる神様と巡る神社ガイドブックの打ち合わせ中の一枚。)
私は田辺聖子さん(の作品)が大好きです。
一度、直木賞のパーティーでお見かけしましたが、ドキドキしすぎて、遠くから「ガン見」だけさせていただきました。
ふんわりと丸くてステキでした。
さてその田辺聖子さんが亡くなられて、久しぶりに読み返したのが、乃里子の「恋愛三部作」。
いやあ、やっぱりすごかった。
通算5回は読んでいるけれど、そのたびに「泣いちゃって」「うんうんそうだよね」って思って、読み終わったら「恋愛小説はこれだけでいい〜」ってぼーっとしてしまいます。
ぜひぜひ、読んでくださいっ。
この順番で。
言い寄る (講談社文庫)
713円
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私的生活 (講談社文庫)
713円
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苺をつぶしながら (講談社文庫)
756円
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1970年代の小説。
主人公の乃里子は、イラストレーター。
その時代では最先端の仕事だったのかもしれないけれど、いま読んでも「ああ、わかる」って共感ばっかり。
乃里子の楽しく悩める30代は、いまでも誰もが持つ悩み。
これ本当にすてきな小説なんで、みんな読んで欲しいです!
笑って泣いて共感して元気が出ます。
この復刊したシリーズの表紙もいいんだけど、私はKindle版を買ったときに全部処分しちゃった。
でもやっぱり本も買い直そうかなあと、悩み中。
私は本が大好きでこれまで300冊以上の本の表紙イラストのお仕事をさせていただきましたが、残念ながら、田辺聖子さんの本は描かせたいただいたことがありません。
いつか、いつか、また別の表紙で復刊などあったら、描きたいなあ!
私の夢のひとつです。