(ブータンにて。男性はゴ・女性はキラを着ます)
着物は特別な服としてブランディングしすぎて滅亡していく中、室町時代の庶民着物が再注目「忍たまみたい」「ほんとこういうのでいい!」
京都経済センター「The KIMONO展」。
こちらでは飛鳥〜現代までの着物が展示されていたそう。
そして、ユルッとした着こなしに、「着物ってこんな風にカジュアルでいいんじゃない?」って声が多数。
私もそう思います。
上の写真は、2015年の冬に仕事でブータンに行った時のもの。
ブータンでは平日は、民族衣装のゴとキラの着用が義務付けられています。
だから、それをいかに楽にアレンジして着るかってみんな考えていて、足元はスニーカーやブーツ、寒ければ上にダウンジャケットなど。
胸元にはかわいいブローチやピアス。
私も着せてもらいましたが、上下が別になっていて、それぞれを巻くだけなのでとても楽です。
こちらは、今年3月に奈良でのイベントで着せていただいた天平衣装。
こちらも、ブラウス、ジャケット、スカートって感じで上下別で巻いたり結んだりするだけ。
この間は、担当編集ロックさんと、下町散歩へ。
ロックさんは、いつもとてもカジュアルに着物を着ています。
寒ければ下にセーター、首にストール、足元はブーツ。
私もこの日は、デニム着物。
帯ベルトなので巻くだけ。
ポシェットにスニーカーです。
普通のちゃんとした着物もたくさん持っているのですが、着るたびに、何度も着物警察みたいな人に直されたり、視線が痛いので、着物を着るのがちょっと怖いなと思うところもあります。
でも、デニム着物みたいにカジュアルだと、着物の世界とはまた違うところにいると思われるのか、全く何か言われることはありません。
ブータンみたいに、着物着用が義務付けられていたとしたら、今頃どんな形になっていたのかなーと想像すると楽しいです。