(WORLDS ENDのセーターはお気に入り♪)

 

ただただかっこいい!

 

12月に公開される映画「ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンス」の試写を観ました。

 

77歳になるヴィヴィアンの半生を描いたドキュメンタリー映画。

 

この映画のためのインタビューに答えるヴィヴィアンの映像からスタート。

「バカな質問はしないでね。好きに話してさっさと終わりたいわ」というようなことをいきなり話す彼女はスタートから、もう自由でパンクです。

 

2016年の秋冬ショーの前夜から話はスタートし、若い頃のエピソードや映像・写真なども交え、はじめて「ヴィヴィアン」ってこんな人だったんだ!って知ることばかり。

 

80年代だったか、一度ヴィヴィアン・ウエストウッドの洋服を買ったのですが、胸とウエストを強調したそのシャツは、着ているとなんだか疲れてしまい、そのうち着なくなって手放してしまいました。

 

その理由もわかった気がします。

 

その頃の私は、まだ自分が何者でもなく、なにも自信を持てるものがなかったのです。

だから、あまりに空っぽな中身が彼女の強いパワーを持つ服についていけなかったんだなあと思います。

 

映画の中のヴィヴィアンは、とどまりません。

常に動いて、自分の思いを貫きながらも、ちゃんと信頼できる人たちの意見を聞き、でも最後の決断は自分の責任で行う。

 

「会社を大きくしたくなかった」

そんな彼女にとって、今の状態はちょっと大変そうです。

 

それでもパワフルで次々と自分のできることへ邁進している姿は、誰もが「かっこいい!」と思うのではないでしょうか。

 

まだ新人の頃に出演したTVで自分の作った洋服を酷評され、スタジオで大笑いされて「こんな反応が返ってくるとは思わなかったわ」とうろたえるヴィヴィアン。

でも泣くことも怒ることもなく、自分を貫き、そしてファッション界はヴィヴィアンを無視することができなくなりました。

 

「彼女は世界をかき回すために生まれてきたのよ」っていう言葉も出てきます。

まさに。

 

自分の進む道を正しく信じることって何よりもその人を輝かせ、そして道を開いていくんだという姿を見せてもらいました。

 

素敵な映画です。

 

写真のセーターは、2年前にヴィンテージショップで買った、ワールズエンドのモノ。

 

ヴィヴィアンが1970年代のパンクブームの時に、当時のパートナーと初めて構えたショップです。

 

私も時が経ち、自分に自信を持てるようになり、ようやくインパクトのあるこんなセーターをさりげなく着られるようになったのかなと、嬉しくって、お気に入りのセーターです。

 

12月の公開、待ち遠しいです。

たくさんのファッション好き&かっこいい女性好きに観て欲しいです。

 

 

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