現在開催中の個展。

 

松尾たいこ展 in the forest

2/12(月・祝)まで

六本木ヒルズ A/Dギャラリー

 

その初日に、夫、佐々木俊尚(ジャーナリスト)と

トークイベントを行いました。

 

今回の展示作品のうち、

陶器は全て昨年(2017年)に福井のアトリエで

制作したものです。

福井での陶器作品作りは2014年からスタートしましたが、最初の頃とは全く違った作品になっています。

 

もともと縄文式土器が好きだったので、

そこからインスピレーションを得て、

器、お花、きのこを作りました。

作って行くうちにどんどん楽しくなっていき、

その数は25個。

 

これらの作品を福井のアトリエで夫に見せた時、

夫は「これは・・・爆発だ!」と思ったそうです。

 

私がようやく解き放たれて自由に作っていると感じたそう。

その感想を聞いて、とても嬉しかったです。

 

陶芸制作をスタートさせた時には、

「私の絵を生かしたものを作らなくては」

という気持ちがあり

「みんなに使ってもらえるような愛される作品」

を目指す気負いがとても強かったのです。

 

いつも「これは気に入ってもらえるかな」と考えながら、

試作と制作を繰り返してきました。

 

でも、去年からは

「もう、好きなものを作ろう」

「いまの自分ならではのものを作ろう」

と気持ちが変わったのです。

これは、作品においても「八方美人」をやめた

ということでもあります。

 

その時のトークでも、夫が

「もう、マーケティングなんでやらないで、好きなものを作っていけばいい」と言ってましたが、本当にそうだなあと。

 

以前は、個展に来てくださった人たちにアンケートを取って

「どの作品が好きか」

「どんなものを作ったらいいと思うか」

などをリサーチしたりしていました。

 

だけど、そうやって「これがウケるかな」と作ったものが

実際に個展で展示してウケないと、

なんだかがっかりしてしまうんです。

 

それもあって「万人ウケを狙ったって、人の気持ちはわからないし変わってしまうし、自分も楽しくない。」と気づき、

「思いっきり好きなものだけを作る」にシフトしたのが昨年でした。

 

そうすると、どんどん私らしいなと周りからも言われるようなおもしろいものが作れるようになったんです。

 

今回の展示、実はとても不安でした。

ペインティング作品は、私が一番得意とする風景を大好きなカラフルな色で描いた新作ばかり。

それに比べて陶器作品は、誰もみたことがないような不思議な形だし、色も地味目。

誰も目に止めてくれないかもしれないなあと思っていたのです。

 

だけど、スタートしてみたら

「かわいい」「おもしろい」とすごく人気で

みなさんペインティング作品と同じぐらい、じっくりみて楽しんでくれています。

 

会場は写真撮影オッケーなのですが、楽しそうにキノコの写真を撮っている人たちを見ていると嬉しい気持ちが込み上げてきます。

 

自分がいいと思ったものを妥協しないで作り

それをみなさんがすんなり受け入れてくれたことは

またひとつ私の自信になりました。

 

これからも、もっともっと自由に作品作りをしていきたいです。

 

そんな私の今出せるものを全部出し切った個展、

残りわずかですがぜひ遊びに来て下さい。

 

今日2/9(金)15:30〜18:30まで会場でお待ちしております。

 

 

開催中右矢印 松尾たいこ展 in the forest

六本木ヒルズ A/Dギャラリー

〜2/12 (無休・12〜20時まで)

詳細はこちら。

 

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