昨日は大阪の梅田蔦屋書店でトークイベントでした。

 

雨で寒い中、満席のお客様。

一時間強、お付き合いいただきありがとうございました。

 

伊勢志摩旅の魅力について、書店員の森川さんに全面的にフォローしていただきながら話したのですが、言いたいことの50%ぐらいしか伝わらなかったかも・・とちょっと心配していたところに見つけたツイート。

 

 

 

嬉しいっ・・・。

 

 

最初はちょっぴり緊張したけれど、ほぼリラックスしてお話しできました。

だから最後は思わず「大阪でのイベントは初めてだったけど、みなさんにお会いできてお聞きいただいて嬉しかったです」みたいな感謝の言葉を述べていました。

 

(著書も並べていただきました)

 

しかし、こんなにリラックスしてイベントを楽しむことができるまでには、長い長い道のりがありました。

 

子供の頃から、かなりのあがり症。

小学4年生ぐらいまでは、活発だったし発表とか好きだったのですが、自意識過剰になりすぎて、人の目が気になりすぎて、どんどんあがり症になっていったのです。

 

どのぐらいあがり症かというと、

10人ぐらいの前でなにかを発表するとか資料を読むだけで、声が震え、足が震えて来るぐらい。

時には、泣きそうになります。

 

だからそういうシーンはなるべく避けながら生きてきて、

大人になってからもずっとそうでした。

 

しかし、32歳で東京に出て来て、35歳からイラストレーターになってからは、人前に出なくてはならないことも増えて来ました。

 

元々は、誰とも会わず好きな絵だけ描ける仕事でいいなあと思っていたのですが、やはり自分の絵を知ってもらうためには、個展を開いたり、イベントにも出る必要があるんですよね。

 

個展に来てくださったお客様には、ドキドキしながら話しかけました。

きっと最初は挙動不審だったと思います。

 

角田光代さんと共著「Presents」を出版した時には、サイン会も行いました。

手が震えて、お客様とお話しする余裕はほぼゼロ。

 

それが2007年頃のことだと思います。

10年前ですね。

 

その頃から時々、トークイベントやラジオなどに出るようになりましたが、緊張しすぎて数日前から眠れなかったり。

 

今だから言えるのですが、会場に行く前に、ワインを一杯飲んですこし気を大きくしてから出かけたりもしました。

(お酒を飲んでも顔に出ないタイプなので)

 

あ、もちろんいまはそんなことしません。

 

いまは、ラジオの生放送もトークイベントもほとんど緊張しません。

テレビの生放送はまだ経験がないので、わかりませんが。

 

どうしてそうなったのか。

 

やはり一番は、場数を踏むことですね。

苦手なことも、数をこなすことでだんだんと慣れていくものなんですね。

 

その場数を踏むまでは辛いけれど、私には「自分の絵をたくさんの人にもっともっと知ってほしい!」という強い信念だけはあったので、心を奮い立たせることができました。

 

それから、「来てくださってる人はみんな味方」って思えるようになったのが、すごく大きいです。

 

だってわざわざトークイベントやサイン会に来てくださるということは、私の「作品が好き」で「話を聞きたい」「会いたい」と思ってくださってる人たちばかり。

 

ということは、私が失敗してもそれを罵ったりバカにしたり怒ったりする人はいないわけです。

 

そう思うと、会いに来てくださった人たちの前に立つことが

私の声を聞きたいとラジオをつけてくださる人がいることが逆に嬉しくなっていきました。

 

それから、カッコつけないことにしました。

 

いいことを言おうとかためになることを言おうと意気込まず、自分の中にある素直な気持ちや本当に好きなものやことについて、たくさんの人に知ってもらいたいという気持ちに変えたのです。

 

そうすると気負わず、ステージにあるいはマイクの前に立つことができるようになりました。

 

もちろんこれからも成長をしていかなければいけないと思うけれど、その時にできる精一杯をお見せできればいいと思っています。

 

これからも、いろんな場所でイベントしたり、メディアに出たりするかもしれませんが、少しづつ成長して行く私に会ってほしいです。

 

昨日は本当に来てくださったみなさま、ありがとうございました。

会場を見渡して、こんなに聞いてくれる人がいる!って思ったら、ちょっと涙が出そうでした。

 

大阪、また来たいです。

 

あ、昨日は、お好み焼き「やまもと」とおでんの「たこ梅」というディープな大阪を楽しみました。

 

この後、ランチにもお好み焼きを食べて、東京に戻ります。

 

 

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