映画「ダンケルク」すごーくおもしろかった!
包囲されたダンケルクで、ひたすら逃げ惑うイギリス兵士たち
兵士たちを乗せた船を狙うドイツ軍の飛行機と戦うイギリス軍パイロット
兵士たちを救うためにダンケルクに向かう民間船の船長
時間の流れがそれぞれ違う中、ストーリーは進んでいきます。
目立ったヒーローやラブロマンスも一切ない映画。
とにかくみんな生きて祖国に帰りたい。
メインの兵士たちはいるけれど
ほぼ顔が汚れていたり油にまみれていたり。
ようやくこっそり船に乗ったと思ったら攻撃を受け沈没したり。
生と死の分かれ目は本当にたんなる偶然で、
その人の生き様や行いなど関係なくて。
映画の中でもほとんど彼らの背景はわからないけど、ただひたすらそこから逃げたいという混乱の中に、いつのまにか私も入り込んでいて、一緒に絶望したり、チャンスを見つけたりしていました。
海岸で船を待つ何千人もの兵士。
そこにはそれぞれの物語があるはずだけど、
そんな説明はなく、ただ絶望して閉塞感を感じている塊として描かれているけれど、そこには自分もいるのではとなぜか感じるのです。
なんていっていいか、とにかく上映中ずっと戦火の中にいて、一緒になんとか生き残る道を探しているようで観終わったらぐったりしました。
いやあ、すごかった。
最近観た映画を全部忘れるぐらい、衝撃的でした。
でも、後日観た友人は「睡魔に襲われた」と言っていて、つまんない人にはつまらない映画みたいです・・・。
私にはどこがつまらないのかが全くわかんないのですが。
もう一回観たいぐらい好き。