年に一度、

ニューヨーク メトロポリタン美術館で行われる

最大のイベント「メットガラ」。

その展覧会と、

一夜限りの豪華セレブが集う資金集めのためのパーティ。

その舞台裏を追ったドキュメンタリー。

 

映画

メットガラ ドレスをまとった美術館

 

2015年のテーマは、「鏡の中の中国」。

 

メトロポリタン美術館の服飾部門キュレーターのアンドリュー・ボルトン、そしてメトロポリタン美術館の理事でもあるVOGUE編集長のアナ・ウィンターが中心となり、企画を進めていく様子を八ヶ月に渡って撮影しています。

 

中国の美術品とファッションのコラボレーションは、

歴史的なものをメインにするため

中国側からすると「なぜ今のアートを入れないんだ」という気持ちも強く、

そんな中、

ファッションにはファンタジーが必要で、

それは懐古主義ではなく、

これからのために必要だというアナたちは、

政治的な意味合いが入りすぎないようにとか

茶化すようなイメージに取られないようにとか

アトラクション的にならないようにとか

ものすごく綿密にことを運んで行きます。

 

常に自分らしいおしゃれをしてサングラスをかけたアナ・ウィンターはスタバのコーヒー片手に指示を出し、

時にはバッサリと「これは全部ダメ」

作業のためには「一般のお客さんは、また来ればいいのよ!」と会場の一部を入場不可にしたりと強いです。

 

ファッションをいまだにアートとは認めていない美術関係者も多い中、いいものを作り上げていくためには、それぐらい強い意思とセンスでグイグイ進めていかなくてはいけないんでしょうね。

 

芸術監督はウォンカーウァイ。

 

仕上がった会場はもう本当にすばらしく、

またそこに集まった豪華セレブの衣装もため息が出ます。

 

もっと一着一着じっくりと観たかったぐらい。

 

ああ、こうやって情熱を持って

こんなに素晴らしいものを作り上げていく姿って

本当にいいなあ。

 

ファストファッションとは全然違う

凄みのある本物のファッションの数々にため息でした。

 

もうすぐ終わるかもなので、観に行けてよかったー。

 

やっぱりファッション大好き!