(若冲展、最初の頃に行ったけどそれでもゆっくり観れなかったのは残念・・)

 

時間があればなるべく写真やアートの展覧会に行くようにしています。

 

東京にはたくさんのギャラリーや美術館があるのでいいですよね。

特にギャラリーは無料のところが多いので、絵の勉強のために東京に出てきてセツ・モードセミナーに通っている頃にはしょっちゅう行っていました。

 

広島にいる時には、話題になったものがある時だけ美術館に行くぐらいだったので、ほとんどアートの知識がありませんでした。

だから東京に出てきてからの数年は、友達から「◯◯展いいよ」とか「◯◯は見とかないと」って言われるたびに毎日のように都内のギャラリーや美術館に出かけていました。

 

でも、いまは忙しくなってきて全ての個展や展覧会に行くのは無理。

日本画をメインに観ることに決めています。

 

というのも、数年前に「私はせっかく日本で生まれ育っているのに、日本の美術について全然知らないなあ」って気がついたからです。

 

その頃は、イラストを描くということに飽きそうになっていた時期でした。

私はアレックス・カッツやアンディー・ウォーホルが好き。

でも、そんな人たちを真似るよりも、日本にいるからこそ描けるものがあるんじゃないかなあと思ったのです。

 

そうして一昨年ぐらいからは山種美術館や根津美術館、サントリー美術館など日本の画家を紹介する展覧会をメインに出かけるようになりました。

 

いま私が好きなのは、奥村土牛・小倉遊亀・伊藤若冲など日本画家ばかり。

 

それが、私のこれからの作品にどう影響するのかはまだわかりませんが、こんなに自分にダイレクトに伝わってくる作品が日本にいっぱいあるんだ!っていうのを知って新鮮な驚きと共に、知らなくて損した!って思っています。

 

とにかくいいものをいっぱい観ることは、ファッションにも生き方にもいい影響を与えてくれるんじゃないかなあ~と考えているのです。