(初めてのエッセイの表紙撮影の時はフィリップリム。2013年、まだ気分が沈みがちだったなあ)

 

私はファッションが大好き。

自分に自信を持たせてくれて

人生を楽しくしてくれる大切なツールです。

 

学生の頃は、

母親の好みでパステルカラーとか

女の子らしいシルエットの洋服ばかりでした。

 

社会人になって自分で買うようになってからは反動で

色をあまり使っていないクールな印象のモノを着るようになりました。

 

アルベルタフェレッティが最初は好きだったけれど

いつの間にかクローゼットはアン・ドゥムルメステールのような

アヴァンギャルトなブランドばかり。

古着なども時々買って組み合わせたり。

 

そんな時代が10年ぐらい続いていました。

 

でもある日、ふと鏡を見て

「全体的にくすんでいるなあ」と思ったんです。

似合うと思っていたシルエットが

体をさらに貧相に見せるだけになっていたり・・・。

 

年齢とともに、似合う服って変わってくるんだなあと

その時初めて気がつきました。

 

もちろんアン・ドゥムルメステールが似合う

40代50代の人もいっぱいいると思いますが

私には無理でした。

 

それから、一気に明るい色で

シルエットも女性らしいモノを選ぶようになりました。

 

エミリオ・プッチ

フィリップリム

マルタンマルジェラ

ステラマッカートニー

バレンシアガ

サカイ

 

敬遠していたブルーやオレンジ・赤などが

意外にも似合うのでした。

 

ちょうど東日本大震災の後で、気持ちが沈みがちだったのですが

明るい色を着ることで

それが和らぐ気がしたことも大きかったように思います。

 

でもいまはまた、選ぶ洋服が変わってきました。

 

三拠点生活になって活動的に日々を過ごす中で

自然とファッションのカジュアル化が進んできたようです。

 

1年経ったら

またどういう風に変わるのか、

あるいは変わらないのか

とても楽しみです。