“『はじめまして』

 
 この一秒ほどの短い言葉に、
 一生のときめきを感じることがある。”
 
 
 
“『ありがとう』
 
 この一秒ほどの言葉に、
 人のやさしさを知ることがある。”
 
 
 
“『がんばって』
 
 この一秒ほどの言葉で、
 勇気がよみがえってくることがある。”
 
 
 
“『おめでとう』
 
 この一秒ほどの言葉で、
 幸せにあふれることがある。”
 
 
 
“『ごめんなさい』
 
 この一秒ほどの言葉に、
 人の弱さを見ることがある。”
 
 
 
“『さようなら』
 
 この一秒ほどの言葉が、
 一生の別れになる時がある。”
 
 
 
“一秒に喜び、一秒に泣く。”
 
 
 
“一生懸命、一秒。
 
 SEIKO。”
 
 
 
 
小泉吉宏さんの詩、
『一秒の言葉』
にのせて送るこのSEIKOの企業広告CMは、
 
1985年に放映され、2008年にもリメイクされました。
 
 
一秒いう時間を大切にして欲しいと願う
『時』を取り扱うSEIKOの思いもさることながら、
 
同時に『言葉』の重みも謳われています。
 
 
『言葉』は武器になり人の命をも奪ってしまう反面、
 
優しく傷を癒してくれる、
どんなものにも代え難い薬にもなるのだというこの作品。
 
 
 
『言葉』が身近になっている昨今、
 
再度、
『言葉』について考え直さければいけないと
自己を顧みさせるCMです。