CMには説得力が必要です。

 
 
それぞれの商材ジャンルに沿ったターゲット層を魅了する説得力がないと、
そっぽを向かれてしまいます。
 
 
しかもCMは短時間の勝負。
 
短時間に視聴者をいかに魅了することが出来るか。
 
 
出来れば、
ひと目見ただけでその魅力がはっきりと分かる、
一目瞭然の説得力があればそのCMは無敵であると思います。
 
 
僕の思う『無敵なCM』は数ありますが、
そのうちのひとつが2012年の資生堂マキアージュのCMです。
 
 
 
開幕早々、
夜の街に佇む後藤久美子さんが映ります。
 
そして流れるBGMはMr.Childrenの『marshmallow day』。
 
 
この時点で勝負は決まったようなものです。
 
 
溜め息が出る程の後藤久美子さんの美しさ。
 
視聴者の心を鷲掴みにする桜井和寿さんの歌声。
 
 
一瞬にして視聴者は惹きつけられます。
 
 
 
メイク下地を塗る後藤さん、
 
 
満開の花火の前で振り返る後藤さん、

 
後藤さんが画面に映るたびに魅了されながら、
桜井さんの歌声に聞き惚れます。
 
 
 
そして
 
“肌がきれいなら、女は無敵。”
 
というキャッチコピーが出て、
あっという間の15秒が過ぎCMは終わっていきます。
 
 
 
 
後藤久美子さんの持つしっとりと落ち着いた美しさと
ミスチルのなかでも明るくポップなナンバーmarshmallow dayとは、
一見合わなさそうに見えますが見事にマッチしています。
 
 
これはひとえにミスチルの持つ、
唯一無二の『汎用性の高さ』が為せる業なのだと思います。
 
その高い汎用性が、
逆にミスチルでないと成立出来ないと思わせる程の『説得力』を生み出しています。
 
まさに不世出のアーティストです。
 
 
 
それにしても後藤久美子さんの美しさ。
 
思わず口をあんぐりと開けて見つめてしまう程の
充分過ぎる『説得力』を持った美しさは、
もはや説明不要な一目瞭然のもの。
 
不世出の女優さんです。
 
 
 
不世出のアーティストと不世出の女優がタッグを組んだなら、
 
一目瞭然の説得力があるなら、
 
そのCMは無敵です。