クレアチンの摂り始めは「ローディング」を行い、1週間で一気に飽和させる使い方が多いかと思います。


このときに、タニタやオムロンなどの電気式体脂肪計ではかると、結構体脂肪率が落ちます。


残念ながら脂肪が燃焼したわけではないんですね。


筋肉に含まれる水分が増えて、電気を通しやすい体になっただけです。


腕や足は通常、胴体に比べて脂肪が少なめなので、クレアチンをローディングすると、マッチョになったように見えますが、おなかをよく見てください。腹筋はそんなに見た目が変わっていないのではないでしょうか。


「体脂肪率」という言葉の意味からすると、完全に間違いともいえません。


なぜなら、水分によって体重が2kg前後増えるわけです。脂肪が増えたわけではないので、「全体重に対する脂肪の比率」は確かに下がるのが正しいですね。


体の何か所かの、皮下脂肪厚を計って体脂肪率を計算する方法があります。「キャリパー法」ともいいます。専用の厚みを測る器具(キャリパー)が必要です。


この方法は誤差が大きくて使い物にならない、というような記事をあちこちで見かけますが、名古屋の教授1名が言ったことに惑わされすぎですにひひ


水分や胃腸の内容物に大きく左右される電気式より安定した数値が出ますよ。


ただ、問題は、けんこう骨の斜め下をはからなければならないのですが、手が届かない可能性があるということです。誰かに手伝ってもらわないと、はかれないかもしれません。


キャリパー法は体調に左右されずに安定して数値を得られます。その数値自体に誤差があったとしても、ひとりの体脂肪率の日々の変化を捉えるには有効な方法です。


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