今回のテーマは“折伏(しゃくぶく)”


“破折屈伏(はしゃくくっぷく)”の略語であり一般的には“勧誘”という行為になります。ここへ来る人の半数くらいはこれが悩みの種になっていると思われますので(主観ですが)ここに記しておきたいと思います。

この折伏ですが“他人を救い自分も幸せになれる仏道修行”と顕正会員ならば誰しもが口を揃えて言います。そしてもうひとつ口を揃えて言うことがあるのですが“これは決してただの勧誘なんかではない”ということ。

つまり本人たちは“勧誘行為”と思っていないのです。

それには上に書いた破折屈伏という言葉の意味が大きくかかわってきています。

その破折屈伏ですが、簡単に解説するならば“間違ったものは強引にでも廃し、正しいことを実践させる”という意味

勧誘のように、相手に選択権を与えません。

ちなみに彼らの言う“間違ったもの”というのは顕正会で唱えるお題目“南無妙法蓮華経”以外のすべての宗教のこと、

(同じ南無妙法蓮華経であっても創価学会も日蓮正宗も顕正会以外はすべて間違っていると断言しています)

キリスト教も南無阿弥陀仏もすべて間違っていて、人々は幸せになれないどころかどんどん不幸になっていってしまう、
だから相手がわかるまで決してあきらめずに入会、入信させてあげよう、と私は教え込まれていました。

そうするとどんなことが起こるか、というとですね「やらない」もしくは「やりたくない」と言っても「でもね…」と相手を必死に説き伏せようと2時間3時間という時間、しゃべり続ける…ということが起こります。


つまりです、折伏をしている人たちの言い分としては自殺使用としている人をを止めるのと同じ心理なのです

どんなに強引なことをしてでも入信させなければいけない、そうでなければ相手が不幸になってしまう、取り返しのつかないことになってしまう…と


とはいっても法律に触れることはしないと組織幹部が公言していましたので、露骨な暴力や拉致、監禁といった事実はないように思います。

(気が弱くてNOと言えない人の曖昧な返事はだいたいYESと捕らえるはた迷惑なポジティブシンキングでしたので、
組織や人によってはそれに近いことをする人はいるかもしれませんが、はっきり意思を持って強く言えば大体は解放されます。時間はかかりますが)



当たり前といえば当たり前かもしれませんが…そういった行動を毎日させられている(もしくは自発的にしている)ので、彼らには顕正会の会員とせいぜい職場での人間関係くらいしか付き合いがない人が多いです。
そういった過剰な勧誘行為(本人たちには悪気がなかったりしますが)がありますので、仲のいい友人と映画にいったり、お買い物をしたり…という普通の遊びはほぼできなくなるといっていいでしょう。

もうやめたんだと周りに言えば不幸になるぞと脅されていたりしますので(言い方はさまざまでこのような直接的な物言いは少ないですが、意味は一緒です)
辞めても折伏した相手にも告げることが怖く思えることもあります。


本当に幸せになってほしいと願って話をしている人もいますが、こういった“勧誘”にはノルマというものがありますので、数集めに誘っているだけのこともあります。
(本人たちは絶対に認めないので言及しても無駄です、意固地になってそんなことない!と言い張るでしょう、現実そういう機会にうっかりめぐり合ってしまったときは放っておいてください
ヤブ蛇になりかねませんし、人によってはこちらの人格を攻撃し、バチがあたるとか、地獄に落ちるぞとか、心無い言葉でつつきまわす人も中にはいますので。)


組織の先輩等に“友達にこの話を教えてみないか?”と誘われている方がこれをもし見ていたら、まずは冷静になって考えてくださいね

相手にどんなに嫌われても、一緒に活動したいと思っており、なおかつ相手が一切そういった話を嫌がらない相手であれば話してみるのもいいでしょう
ですが、先輩には大体“事前に教えたらだめ”といわれていると思いますので、内緒で“私、顕正会に入っているんだけど、そういう話興味ある?”と目的を明かしてあげたほうが相手も心の準備ができます。
余計な軋轢を生み、友情にヒビを入れたくたくないのなら先輩には内緒で大切な友達に打ち明けてください、OKであれば連絡を取って話をしてもいいでしょう、大体の場合、組織の先輩が付き添いとしてくると思うので
先輩がくるよ、ということも教えておいてください。そこまできちんと段階を踏んで話をしても相手が嫌がった場合はその場で先輩をなだめるか、できなければメールや電話でちゃんとフォローを入れてくださいね

「いやな気分にさせてごめんね」と、余計な言葉を入れずに謝罪しましょう。(だってとかでもとかそういった言葉は火に油です、やめておくほうが無難だと思います)その一言があるだけでだいぶ違うと思いますよ。


私個人としては、この“折伏”に関しては特にですが関わらないことが一番だと思います。そのうちに、町でキャッチのようなことをして勧誘したり(本当はしてはいけないことですよ!))
状況によっては深夜徘徊を余儀なくされ、友人に夜中の2時3時に片っ端から電話で連絡をしなければならない…なんてことも実際にありました。

はじめはそこまでのことは要求されませんが、在籍が長くなるとそういったことを当然のようにやらされます、まぁ望んでやる人もいますが、そういう人はたぶんここには来ていないでしょう(笑)


人から嫌われても、世間からはみ出しもの扱いを受けても幸せだと感じる人はまだいいでしょう。相手が嫌がっても気にしない人なら迷惑といえば迷惑ですが、個人の自由です
ですが相手のためにと思いながら、相手に嫌な思いをさせたことを申し訳なく思ったりして苦しくなっていってしまうような人はおそらく向いていないと思いますので、折伏に遭った場合は逃げるが勝ちだと思います。