こんにちは。軸力アップトレーナーのJukuです。

 

さて…。

ひとつ前のblogで、骨格のアライメントが整った骨格構造(いい姿勢)であることが軸を作るベースになるという話をさせて頂きました。

 

では、ニュートラルないい姿勢とは、どんな姿勢なのでしょうか?

 

いい姿勢については、他のblogやHPでも詳しく解説されていますので、ご存じの方も多いと思います。

でも、「また、姿勢の話か…」と思わないで、お付き合いくださいね。

 

 

話は飛びますが…。

実は、ほとんどのスポーツや運動、武道、ダンスの動きは、「立つ」「座る」「歩く」という、人間として基本的な動作の延長線上にあり、実際、トップアスリートのほとんどは、良い立ち姿、座り姿、歩き姿をしているのです。

 

こんなことを言うと…。

「きちんと立つ、座る、歩くなんて簡単だし、出来ているよ!」と言う声が聞こえてきそうですね。

でも、これまで多くのアスリートに接してきた経験から言うと、実際に、正しく立ったり、座ったりできている人は意外と少ないのです。

 

いい姿勢で立つ、良い姿勢で座ることができるようになるだけで、筋肉のインバランス(不均衡)が起こるのを防ぐことができ、軸が作りやすい状態になりますから、是非、正しい姿勢ができているかどうかのチェックをしてみてください。

 

 

◘ 立位のチェック

立位(立った姿勢)の場合、股関節に緊張が起こらないように両足を手の指2~4本分ほど開け、力を抜いて自然に立ちます。

1人でチェックをする場合は、自分の姿勢を写真にとって確認すると分かりやすいです。

 

《横からのチェック》

耳たぶ、肩峰(鎖骨の延長線上にある肩の出っ張り)、大転子(太ももの付け根の出っ張り)、膝のお皿の内側、外踝の5点を結ぶラインが床に垂直にまっすぐに並んでおり、背骨の生理的なS字カーブが保たれているかどうかを確認します。

 

《後ろからのチェック》

後頭突起(左右の耳たぶを結んだ真ん中にある出っ張り)、背骨全体、臀裂(お尻の間にある溝)、内くるぶしを結んだ真ん中の4点を結ぶラインが、床と垂直にまっすぐ並んでおり、頭蓋骨、左右の肩の高さ、骨盤が水平に保たれているかを確認します。

 

 

◘ 坐位の坐位のチェック

坐位のチェックは、椅子に座り上半身部分だけ、真横と後ろから確認をします。背もたれの無い椅子に自然に腰を掛け、両膝は手の指3~4本分、軽く開いた状態で、どこにも力みが無いようにしてください。

 

《坐位のチェック》

横から見た時、立位と同様に、耳たぶ、肩峰、大転子が床と垂直で、背中の生理的S字カーブが保たれている。後ろから見た時に後頭突起、背骨全体、臀裂が垂直で、肩の高さに左右差が無いかを確認します。

 

以上の確認をして、問題が無ければ骨と骨の繋がりに偏りのない、良い姿勢であり、ニュートラルで理想的な骨格構造だといえるのですね。