3度目の流産手術を終えてから、気分はそれほど落ち込んでないものの、無気力な毎日が続いた。

以前と同じように、子供のお世話だけは辛うじてやっている。
でも他に何もやりたくない。

ある日夫に言われた。

「だいぶ元気がないよ、大丈夫?」

この時、私は自分の気持ちをそのまま話した。

「子供の着替えをさせたり、ご飯を食べさせることは出来る。
でも、自分のことは何もやる気が起こらない。
お風呂にも入りたくない。
髪をとかすことさえ、めんどくさいと思ってしまう。
出来ればやりたくないんだよ。」

「ママ、それはセルフネグレクトっていうんだよ。」

それは、私には初めて聞く言葉だった。