首のリハビリテーション | 横尾太治

首のリハビリテーション

首の骨の異常から右肩の痛みを訴える方を2ヶ月間、担当していました。

首の骨のレントゲン写真とMRI診断を整形外科医師によって撮ってもらい、診断を受けた後に私の運動を受けに来られました。


一番の訴えは右肩の痛みの解消でした。

私は「医師から首の骨の神経にさわり右肩に痛みが出ているのだ」と診断を受けられたのなら、運動での痛みの改善は難しいかもしれませんよと前置きをし、パーソナルトレーニングを受けて頂くことになりました。

一回目では、筋バランスの悪い箇所をチェックしました。

そして簡単な運動をご紹介しました。


2回目からは、前回に引き続きもう少し細かく運動の宿題を提出しました。


3回目から右肩の痛みが軽減してきたと聞きとることができ、運動療法に可能性が見えていきました。


そして本日4回目でした。さらに右肩の痛みは軽くなり、本人の表情もリラックスした表情に変わってきました。


私はセッションでは、基本的に筋肉のストレッチと筋肉トレーニングをご紹介するのですが、今回ようにうまく具合に結果が出ると安心します。

首には、たくさんの神経が通っているため非常に繊細で、危険な箇所でもあります。

どうにもうまくいかない時もありましたので、今回のケースは本当に良かったです。


痛みが軽減してきた理由は、骨の悪影響を受けて、おそらく筋肉事態の状態も悪く、筋肉組織がうまく働かずに発痛物質を出していたところに、ストレッチと筋肉トレーニングをしたことで、筋肉組織が働くようになり、痛みも同時に解消されてきたのかな?と思います。


今回担当した程の状態では、整形外科医師による診断があってこそできる仕事だと改めて実感しました。