10回漢方勉強会・終了
本日で10回シリーズの漢方講演会が終わりました。
私は、最後の3回しか出ていませんので、すべて把握できませんでしたが非常に良い経験を頂きました。
最後のテーマは、「めまい」「自律神経失調症」「性機能障害」、そして西洋医学の補助輪としての漢方の使い方、「糖尿病」「整形外科疾患」「手術後の漢方の使い方」「肥満症」などでした。
そしてまとめでは、医者としての心構えなどを聞くことができました。私達、運動指導者にも共通して必要な考えを教わることができました。
印象に残った2つをご紹介しますね。
●「動く椅子と後ろ姿」
患者が座るとき、椅子を動かすがその時の動かす大きさで神経質かどうかわかるということ。神経質が良くなってくると椅子を大きく動かさなくなってくる。
このような些細な行動、全体の雰囲気から患者が今どのような状態なのかをおおよそ把握することができる。
後ろ姿を観察することで、不思議とその人の心情なども読み取ることができる時がある。
●「病人は師」・・・後は患者が教えてくれる
古典を読み、次に患者を良く診る。医師(実地経験)と学問は車の両輪。どちらに傾いても、車は道をはずして曲がってしまう。これからは自分で苦労してゆかなければならん。後は患者が教えてくれる。」