大殿筋の起始部を意識できるか!!
今日は、お尻の筋肉のお話。
お尻には大きく分けて2パターンの筋肉があります。脚を中心から外へ蹴り出す働きをする「中殿筋と小殿筋」。
歩く時など脚を後ろへ蹴り出す時に働く、「大殿筋」があります。
今日はこの大殿筋のみに絞ってご紹介しますね。
大殿筋は、下肢の中では最も大きな筋肉です。だから身体を支え進むためにとても重要な役割を持っています。地面を蹴ったり、起き上がったりするときに使われますね。
実は、腰痛症にも大きく関係しているのです。腰痛と聞くと「腰をイメージし、腰の筋肉か?」と考えますが、股関節にある大殿筋も大切な役割を持っています。
以前話した腰の筋肉である脊柱起立筋群は、歩行の時に働くためには、対角側の大殿筋で支えることで初めて働くのです。
だから大殿筋は、腰痛予防にも重要なんです。
こんなイメージかな。
図はかなりのプリケツですが、重要なのは形もそうですが・・・。図の真ん中にある仙骨(カブトガニみたいな形の骨)の端から始まっている「大殿筋」のこの始まっているあたりを使って、歩き・運動し、筋トレで意識できているか!ということです。
この部分が、良く分からない?使ってる感じがしない?触ったらカチカチに硬い!という人は、うまくお尻を使えていない可能性があります。
おのずと腰痛になりやすいと言えますね。
皆さんも「大殿筋の起始部を意識してみる時間を作ってみましょう!」
ちなみに大殿筋と脊柱起立筋群の上には、腱膜という硬い膜があります。