ミラクルボディ
今日のNHKスペシャル「ミラクルボディ」は内容がすごかった
スキーの大回転(ダウンヒル)の2009年ワールドチャンピョンであるアクセル・スビンダルという選手を中心に取り上げ、競技生活中に起こる事故やそれに伴う恐怖心との関係などを研究した番組内容でした!
何がすごかったって、私がやってる自転車(ダウンヒル)とものすごく似ていたから、言ってることが実感して感じられました。正直・・怖かった。。。
最高速度は、ダウンヒルスキーでは150・160km/hなのでそのあたりは全く違います。自転車は60km/hぐらいかな!?レース平均速度は30~40km/hですね。
番組の後半で、2008年にスビンダル選手が速度150km/hでジャンプへ侵入し、着地で大転倒。頭部損傷と、スキー板で身体を切るという大事故を起こす。
そして翌年2009年に同じコースで復帰し、優勝してしまう。
この過程でスビンダル選手の脳の中では、どのような葛藤が起こっていたか?事故現場を再び通る時、恐怖を感じていたのか?ということを調べていました。
調べ方は、スビンダル選手が転倒したコースの「滑走中ビデオ」を見ながら、脳をMRI撮影するというもの。そしてもう一人の選手も同じことをして、二人の脳に現れる反応を比較するというものでした。
扁桃体(赤色の部分)という部分が、恐怖を感じる部分みたいです。
この部分が、ビデオが転倒現場に差し掛かった時スビンダル選手のみ反応していました!
脳は、一度記憶した恐怖は消えないと、心理学者は言っていました。
番組の中での選手の意見より、「大転倒でその時の記憶が飛んでいて、覚えていない」、だから再度走っても転倒時の恐怖心は生まれない。と言っていた人。
「大転倒の時の記憶を鮮明に覚えていて、安全キーを外せない、自分の限界スピードを越えれない」と言っていた選手がいました・・・。
私はある意味、前者の方が怖い感じはしますが・・・。プロ選手ともなると次元が違うみたいです。