ハクビシンの飼育
当社では駆除対象を深く理解するために
ハクビシンを飼育しています
比較的綺麗な環境で離乳前の個体を捕獲
汚染リスクの低さも有り
2代目の個体を飼育開始させて頂く
運びとなりました
狩猟免許所有者が狩猟者登録を行い
狩猟期間中に狩猟を行っても良い場所で
許可された捕獲方法で捕獲した
合法の個体を県の認証の元
飼育しています
長いですね・・・
要するに、一般の方が、資格や登録なしに
野生鳥獣を飼育すると
鳥獣保護法違反となり
1年以下の懲役または100円以下の罰金となります
真似しない様にお願いいたします
野生動物(ハクビシン)飼育のリスクですが
一番気になる所では
タイムリーにコロナウイルスでしょうか
2002年にSARSが流行った当初
ハクビシン由来とマスコミが大きく騒ぎ立て
実際の原因はキクガシラコウモリだったのですが
その報道は一切なされなかった為
駆除従事者としては
当時、戦々恐々だったのを思い出します
人は勿論、猫や、犬、爬虫類も
固有のコロナウイルスを保有しています
風邪の10～15%は
人由来のコロナウイルス感染と言われています
今日現在では
ハクビシン由来のコロナウイルスが
人に感染した情報はありません。
誤った情報で、悲劇が起き無いようにしっかり、今の推移を見極める必要があります
特別、ハクビシンが
汚染されていて危険なわけでは有りません
汚染 感染度は
野良ネコ(衛生管理されていない飼い猫含む)と
同等かと考えます
ネコと違いハクビシンは屋根裏に侵入し
そこに排泄物を残しますので始末が悪いのです
上記と生産作物の食害被害から
有害獣指定されています
汚染 感染危険度から言うと
ハンティング(ネズミ コウモリ等)が得意な
衛生管理のされていない飼い猫が
居住空間と外を自由に行き来している方が
確実に上です
私たち従事者が
特に注意しなけれはならないのは
幼虫移行症です
ヒト回虫(人由来)の場合
知らずに卵を取り込んでしまうと
腸内で孵化し、血管に乗って
肝臓や肺に侵入し成長します
ある程度成長すると自力で気管を這い上がり
消化器官に侵入し小腸で成虫になります
この段階で相当にキモい・・・
これが他生物由来の回虫になると
ヒトの体内で成虫になれないため
体内を迷走してしまいます
これが幼虫移行症です
有名なのはアライグマ回虫による移行症ですが
眼球に侵入し視力障害や弱視を起こしたり
肝臓に侵入し肝機能低下
脳や脊髄に侵入し神経障害を起こし
最悪死に至ります
これはアライグマに限ったことでは無く
イヌ回虫やネコ回虫でも同等の事が起こります
勿論、ハクビシンの腸内にも寄生虫がいます
したての糞では感染力が弱く
時間が経つにつれ感染力が上がります
直ぐにフンを始末出来れば
安全に処理できるのですが
ご依頼頂く現場は、そうも行かず
時間が経過し乾燥して
感染しやすい状態になっています
押入れの天井を外し侵入し排泄
清掃後
この仕事はハクビシンの糞清掃を
濃密な状態で行う為
常識を超えた接触をしなければならず
相当なズーノシス感染リスクが
ある事を自覚しています
忙しくて、人手が欲しいのですが
雇用人が視力障害や重篤な状態に陥り
人生を左右してしまうリスクが
ある事を思うと
とても怖くて雇えません
無知でこの仕事に携わってはいけません
人口授乳し経過観察していましたが
目視出来る虫体は表皮や便にも
確認出来ませんでした
今後安全に付き合うために
母乳感染を考慮し目に見えないサイズの
寄生虫がいることを想定し駆除を行いましたが
投薬後も目に見える虫体は排出されていません
ひとまず安心です
当社では、ハクビシンを飼育する事により
ハクビシンの生態にとても精通しています
ネットで拾った情報だけの業者とは違います
当社、ご依頼時の参考にして下さい
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