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太極名人の名人語録

本当は「名人」ではなく「迷人」。でも、いつの日か「名人」になる為
日々精進。その日の出来事や思った事を書いていきます。

 

 

今日は名古屋の太極拳教室の日。

そして、

8,9日と地元関市で刃物祭りが、

9,10日と少し離れて高山市で高山祭りが行われる。

自宅⇔名古屋の往復は高速バスを利用するのだが、

そのバスは関市内を通過する為、

1時間も待たされてしまった(ToT)

さて、

来月13日(日)愛知県武道館で、

愛知県の太極拳&武術の表演会&競技会が行われる。

土曜教室は新しい方が加わり、

水曜教室と合同で11名で表演する事になっている。

表演用套路はほぼ陳式太極拳老架一路の抜粋なので、

比較的安心である。

 

しかし、

 

油断をしていると当日間違えてしまうので、

 

しっかり練習しなければと思う、

今日この頃である。

一昨日のお話。

 

夜、一ヶ月振りの教室があった。

 

そして、

 

今月から新人さんが3名入られた。

 

前に長拳教室に通われていた男性2名と、

 

この日曜日教室の生徒の方に習っている女性1名。

 

(日曜日教室の生徒の約3分の2の方は、先生である。)

 

どの方も陳式太極拳は初心者である。

 

先生は新人さんと僕らを別にし、

 

歩型、手型、下半身の使い方、起勢の脚の出し方等を

 

細かく教えられていた。

 

先生は僕らが休憩をとっている時も新人さんに教えている。

 

それを目を皿のようにして観察したり一緒に練習したりしていた。

 

僕を含めほとんどの方がそこまで細かく教えられた事がないか、

 

または教わっても忘れてしまった為である。

 

こう言った練習は新人さんだけでなく私も一緒になって練習したい、

 

と練習後多くの方が言われていた。

 

建物もそうであるが、やっぱり基礎は大事である。

 

基礎の大切さに改めて気付かされる、

 

今日この頃である。

神奈川県相模原市に在る障がい者支援施設「津久井やまゆり園」での

殺傷事件から1ヶ月が過ぎた。

心よりご冥福をお祈りいたします。

さて、

事件を受け、

障がい当事者は不安を抱くようになってしまい、

全国に在る入所型をはじめとした施設は、

防犯を強化する動きが出てきた。

僕が10代の頃の入所施設は、

入所者が外に出ないように門を閉ざしていた。

時代を経て、

「それはおかしい。

 障がいがあっても地域の中で暮らすのが当たり前じゃないか。」

(≒ノーマライゼーション)

との想いから、

門を開き地域と交流を図り、

そして施設から地域の中で暮らす人が出てきた。

しかし今、

外部からの侵入者を防ぐ為に、

再び門を閉める事になってしまったのである。

僕が再び門を閉ざすと言うニュースを聞いた時、

ふと武田信玄の言葉を思い出した。

「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり。」

意味は

厚い情をもって接すれば強い味方になり、

逆に仇を感じるような振る舞いをすれば敵となってしまう。

施設の周りに住む地域の方々が味方になれば、

これほど心強いものはないのではなかろうか。

味方につける一番の方法は、

障がい者が隣人として居り、

且つ障がい者の魅力に触れる事だと思う。

障がいの有る人も無い人と同様、長所と短所がある。

でも、

その短所が隠れてしまうくらいの魅力を、

障がい者は持っている。

その魅力に地域の方々が触れれば、

心強い味方=城になり、石垣になり、堀になってくれる、

と僕は強く思っている。

残念なのは、

容疑者がその魅力に気付けず、

大変な所しか意識が向かなかった事である。

障がいが有ろうが無かろうが、

誰もが地域の中で安心して暮らせる世の中になってほしい、

と切に願う今日この頃である。