ポイントもらえる



イベントバナー

 

「それではくらくらグマさんの策をお聞かせ願えますか?」
「モチロンだ」
「まずやるべきコトは見滝原外からの不逞外人の流入阻止だ」
「見滝原外から……」
「うむ。知っての通りここ見滝原は四方を大・中都市に囲まれている。特に北と東はグルド人や特亜人が多く住む地域と隣接していて昔から治安の悪化に悩まされていた。対して西側は比較的外人の数が少ない為に安定してきた歴史がある。無論油断はできないが」
「なるほど」
「そこで北部は今も守りについているサンバルカンに警戒度を上げてもらい、危険度の高い東側はタイホウ君に、低い西側は坂本龍馬君と皇約羅君に正式に依頼をする。ただ依頼料は京橋署長にお願いしたい」
「伝えましょう」
「問題は南側だ。こちらは大都市神浜に隣接していて主要道路も多い。敵が迂回して見滝原に入るとすればここだ。それなりの戦力がなければ防ぎきれない」
「わかりました。
そちらも署長に相談してみます」
「そしてそれ以上に厄介なのが既に見滝原に入り込んでいる輩たちだ」
「ではくらくらグマさんは敵は既にこの街に潜伏していると?」
「当然だ。このくらくらグマが向こうの立場なら相当数の戦力を投入している」
「通常パトロールだけなら特命係だけでも何とかなる。斎藤君の穴はきんからさん達の護衛についている沖田君に埋めてもらおう」
「え?」
「沖田君ってそんな役割があったのですか?てっきりただ遊んでいるだけかと……」
「タイホウ君がそんなズボラなコトをするハズがないだろう。もっともきんからさん達は知らないだろうが、このくらくらグマが知る限りでも6度は彼女達の命を陰から救っている」
「し、知りませんでした……」
「最後に最大の問題は……
圧倒的な戦力不足に陥った見廻組だよ」
「むぅ……」
「グマ君と遊べない……
あのガンダム野郎、嫌い……」