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★首相官邸

「まともな政道を歩めだと!?京橋アンコめ!!たかが警察署長の分際で我がメシア道を否定するとは八つ裂きにしても飽きたらん!!」
「お陰で酒も不味くなったわ!!ヤツには罰が必要だ!!そうは思わんか木原ぁ!?」
「御意!!」
「いいだろう……我が力でもってヤツを地方の小規模警察署へ飛ばし、見滝原を川口同様にグルド人の聖地としてくれよう……」
「岸田総理、それはしばしお待ちを」
「ぬ?茶ヶ谷財務事務次官?
待てとはどういうコトだ?」
「京橋アンコは類い稀なる傑物。急いては事を仕損ずるでしょう」
「ヤツが有能であるコトは知っておる。だからこそ地方に飛ばし……」
「京橋アンコは今や警視正。ここまで昇格した人間を何の落ち度もなく異動させるコトはいかに総理でも不可能。また地方の小規模警察署も警視正は受け入れますまい」
「ならば実力で叩き潰すか?」
「それも不可能でしょう。京橋アンコの周囲は知を札幌ガンダム、武を斎藤一と帰って来たおやじ、守を馬車馬オヤジが担い磐石な布陣を誇る上に……」
「外郭団体である見廻組およびそれと繋がる組織も含めれば猛者が綺羅星の如く揃っております。ここまで来ると実力で潰すどころか失点待ちも奏功しないでしょう」
「ではどうするのだ!?」
「簡単なコト……まずはこの磐石な布陣をゆっくりと削っていくのです。磐石な布陣は磐石であるが故に1つ穴が空けば存外脆いモノ……」
「ほぅ……?」
「つまり茶ヶ谷財務事務次官にはその穴を空ける為の策が……」
「ある。この茶ヶ谷栄治、ダテに増税の為にこの頭を回してきてはいない。ありとあらゆる局面に対して効果的な策を打ち出せるのだ」
「面白い。説明を聞こうか」
「ありがたき幸せ」