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「八門禁鎖の陣内に入ってくる……」
「霊の撃退……?」
「そ。タイホウ君は説明を受けて知ってると思うけど、八門禁鎖の陣最大のリスクは全ての門が霊道となり周囲の霊達を呼び寄せてしまうコトなんだ」
「中でもこの陣の弱点である生・景・開の三門には殊更強力かつ多数の霊が押し寄せてくるだろう。陣内に入られると少なからず混乱を引き起こす。君たちにはそこにいる僕の部下と共にそれらを撃退してもらいたい」
「その三門に割り振られたのは誰だ?」
「まだわからない。時刻や気候、方角、その他いくつかの条件でどの門になるかが決定するんだ。今はまだ陣を敷いたばかりだから門番たる僕の部下たちもわかってないよ」
「話にならんな」
「大丈夫。三門は明らかに他とは異なる状況になるからじきにわかる。どれか1つでもわかれば他の門の位置も決まるからそれから手を打てば問題ない」
「どうする?」
「他にやるコトがないならやってもいい」
「となると、割り振りを決めなきゃッスな」
「ああ……なるべく同じ系統の武器が集まらない方がいいだろう」
「そんなに深刻に考えなくていいよ。君たちは強いから。僕が保証する」
「適当だねぇ」
「んお?」
「ったく、あのスットコドッコイ……
人使いが荒いったらありゃしない」
「まあまあ、久し振りのまともな出番ですからここは気合い入れていきましょう」
「なるほど……イケメンが呼んだ応援ッスな」
「ああ……下手に救急車呼ぶより頼りになるだろう」
「お疲れ、きんからさん、ようこさん!!」
「ボス、お久です」
「強引に呼び出して……高くつくわよ」