くもり晴れ 雨

 

 

5月19日   日曜日

 

8時・・22.1℃

 

 

8時15分頃

 

ガラス戸の外を見たら、黒猫が、横向きで座って見上げていた。

 

私が戸を開けると、立って、前足を出し、爪をむきむきさせて背伸びをした。そして、後ろにも伸びた。

 

外に出て、しゃがんで手を出すと、彼女は、寄って来て、体中を撫でさせ、元に戻って座った。私は、もう1回手を出した。だが、来なかった。手を振って見せても、動かなかった。

 

今朝は、サービスが足りないなと思いつつ、私はチュールを出した。彼女は、チュビチュビと舐め出したが、直ぐに尻尾を垂らして轡田のの下に行って潜ってしまった。

 

それで、私もそこに行き、彼女にチュールを向けた。彼女は、直ぐに舐め出し、残っていた4分の1を舐めきった。

 

靴棚の中の彼女の頭を撫でようと、手を出したら、絶妙な差で引っ込めてしまった。む、と感じ、私は、また手を出した。が、また引っ込めた。そうこうして、4回目でやっと彼女の頭を触った。

 

それから、私は餌あの戻り、ボールに粒餌と水を少しずつ入れた。すると、彼女は靴棚の下を出、そそくさと歩いて来て、食し出した。そして、完食した。それでも、もっと欲しいような様子だったので、また粒餌と水をあげた。と、また、彼女は完食してしまった。

 

 

1時10分頃

 

・食済みし   黒猫裏の   菊茎間    探す我見て   迷惑顔す

 

 

1時20分頃

 

・何処へ行った   部屋に戻りて   外見れば    離れの角に   黒猫座り

 

・我が視線   感じ黒猫   歩き出す    たたきを過ぎて   こちらに来たり

 

 

1時30分頃

 

・何処へ行った   窓から見れば   黒猫は    リュウノヒゲ中   丸まり寝たる    

 

ぴくともしないで寝ている彼女の、曲げた左ひざの辺りが、茶色っぽく見えていた。年のせいか、光のせいか。

 

 

3時5分頃

 

・コーヒーの   呼びベルの音   黒猫は    聞きて正座し   走り出したり

 

 

3時30分頃

 

・食す後   木戸敷居上   黒猫は    前脚尻尾で   包み座れる

 

 

3時40分頃

 

私が外に出ると、彼女が木戸から駆けて来た、私がしゃがんで手を出したら、来るには来たが、手を避けるようにして、私の腰に来て擦った。む、と思いつつ、私は彼女を撫で回した。彼女は、そうそうに戻って餌ボールの近くに座ってしまった。私が手を出しても、じっとしていて、来ようとはしなかった。

 

むむむむむ。

 

私が、赤いブラシを持って来ると、寄って来て撫でさせた。どこからどこまで撫でさせた。頭を撫でているときは、彼女は、前に出るようにして、目をつぶって気持ちよさそうにしていた。完全に、このブラシを気に入っているようだった。

 

それから、私は、ボールに水餌を少し入れた。彼女は熱心に食し続け、空にした。その後、少し木戸の方に歩いて、毛づくろいをしていた。私が声を掛けたら、むっとしたように緑色の目で見て、木戸から出て行ってしまった。

 

 

可愛いときと、そうでないときの落差が激しい彼女だ。