2月16日 金曜日
8時・・14.7℃ 3時・・18.2℃
8時20分頃
ふと、ガラス戸の下を見たら、黒猫が、踏み石の東側に四つん這いになっていた。
私が、「猫が今朝はいる」と言うと、家族は、「早くからうろうろしている」と言った。
私が、目をぱちりとさせても、彼女は、私をじっと見て居た。テレビを見て、また戸の外を見たら、彼女は居なかった。私は、戸を開け、「くう!くう!」と辺りを見回しながら呼んだ。すると、少ししてから、彼女は裏庭から駆けて来た。私は外に出て、彼女の頭をさすり、背中や腹をたっぷり撫で撫でした。そのとき、彼女の脚のふくらはぎの毛が所々抜けてしまっているのに気が付いた。やはり、栄養が足りて居ないのかと心配になった。
彼女は、そんなことは少しも気に留めず、その後、座って餌を待っていた。私は、「とりささみ」チュールを出して、ピンクの長深トレイに6cm位入れた。「食べな」と言うと、彼女は、ワンクッションおいてから舐め出した。
11時25分頃
布団を干そうとして窓の外を見たら、彼女が流しの所に止まって、西の方を見ていた。私が思わず、「にゃああん!」と言うと、彼女は、木戸の方へ走り出した。
布団を干し終えてから、ドアを開けた。きっと、彼女は下に待って居るだろうと思っていたので、変だなと感じながら階段を下りて行ったら、紙ゴミ用コンテナのすぐ南側に、彼女は目を細くして座って居た。
「あら、ここに居たの?」
と言って、しゃがんで手を出すと、彼女は、すと立って寄って来た。私は彼女の頭を何度も撫でた。彼女の目は緑色に光っていた。日陰だとそう見えるようなのだ。背中を撫で始めたら、3回ですり抜けて餌場に行った。この頃、彼女は、あまり撫でられたくないんだなと思った。
私は、チュールを持って来て、残っていた4分の1位のを、海苔缶の蓋に全部絞って居れた。彼女は、珍しくすんなりと舐め出し、終わると、机の台の端に行って座った。彼女も目は金色に光っていた。
彼女の目は、光を受けているときは金、そうでないときは緑なんだと思った。
12時5分頃
昼食に行こうとドアを開けたら、階段の下に彼女が四つん這いになって居た。私は下りて行って、海苔の蓋に未開封の「とりささみ」チュールを出して、3分の1位あげた。
12時45分頃
彼女が木戸から入って来て、踏み石より南側に座った。そこは、ガラス戸から見ると、斜め前だった。私と彼女は斜めに向き合って、目を閉じたり開けたりを交互にした。私は、ぱちぱちぱちと早くしたのに対し、彼女はゆっくり閉じては開け、ときに目を逸らしたのが違った。
2時頃
布団を干し替えるので、ベランダに出たら、彼女が、木戸の出口のすぐ東側に四つん這いになって、庭を見ていた。そこに日の中、彼女が居るのは初めて見た。声をかけようと思ったが、よして、そのままにした。彼女は、もしかしらた、私に気が付いていたかもしれないが、彼女も知らぬふりだった。
6時5分頃
買い物から帰って来て、荷物を下ろしてから木戸を入ってきたその後、彼女も入って来た。何処に居たのかは分からなかった。買い物から戻ったときは、大概彼女が待っているのだったが、今日は居なくて寂しいかったのだったので、ほっとした。
私は、チュールをあげようと取りに行ったら、彼女はすたこらといった感じで轡田の下に行って潜ってしまった。しょうがないか、と思い、私は、海苔の蓋にチュールを3分の1位出して、彼女の前に持って行って置いた。少しすると、彼女は半身を乗り出して舐め始めた。
7時15分頃
夕食をとろうとしたとき、彼女が木戸から入って来た。私は外に出て、ピンクの深長トレイにチュールを3分の1位と「とりささみ」のパテを少し入れた。彼女は、ちょっとの間覗き込んでから、おもむろに舐め出した。ダイニングに戻って外を見たら、彼女は、どんどんトレイを押しながら舐め続けていた。
夜、寝に着く前に、彼女は、好きの嫌いのにお構いなく、気が済むまで食するのだと思った。