まただ。エゴぴえろが発動する。



何も言われていないのに、何か言われるんじゃないかとビクビクする。

まるで、パトカーが背後にピタリとついた時の、あの居心地の悪さ。



相手が怖いんじゃない。

「自分は不完全だ」という秘密を抱え、それがバレないか怯え、

相手の顔色を伺っている自分自身に耐えられないのだ。



二人の時間に、スマホを触る。

未来の心配や、過去の後悔へ逃避する。

「今、ここ」にいないことで、自分を守ろうとする。




【グッグッグッ、、、】




腹の底で、不安という名のエゴが疼いている。

この「居心地の悪さ」を創り出したのは、他の誰でもない、自分だ。




秘密を隠そうとしている限り、僕はただの「エゴの塊」だ。

弱さを晒し、それを笑いに変えてこそ、僕は本当の「ピエロ」になれるのに。




怖さを言い訳に、正直さを放り投げるのはもうやめよう。




……。




今日は、いつもより少し長く、一緒にいられたな。




逃げ回る自分を自覚しながら、それでも一歩、踏みとどまる。

その不器用な勇気を、

今日は自分を褒めてあげよう。