みなさんは投資を検討する中で、いくらしたら良いか悩んだことがあるのではないでしょうか。
私も投資を始めたての頃は、とても悩みました。

いくら投資するか考える際に「他の人はどのくらい投資しているのかを知りたい」という方も多いと思います。

ですが、その他の人が投資している金額を聞いても参考になりません。これは日本人特有のことですが、「周りと同じように合わせていれば安心」と思いたいが故の行動です。

自分と他の人は、少なくとも「資産状況・支出・負債・家族構成・近い将来に必要なお金」などは必ずしも一緒ではないですよね。

ですので、他の人の投資額を聞いたところで一緒の額にする必要はありません。

それでも他の人がどれくらい投資されているか知りたい方は、以下を参考にしてください。



※出典:資金循環の日米欧比較 日本銀行調査統計局(2022年8月31日)より

このデータは、日本銀行が公表している「資金循環の日米欧比較」です。

これを見ると、現金・預金の比率は、日本が54.3%、米国が13.7%、ユーロエリアが34.5%です。
一方、株式・投資信託の比率は、日本が14.7%、米国が52.4%、ユーロエリアが29.9%となっています。

日本は貯蓄が大好きで、米国ではしっかり投資をしていることがわかります。
必ずしも米国の真似をすれば良いわけではありませんが、実際に米国では投資が盛んだからこそ、経済は成長しているのです。

もちろん危険な投資に資産の半分近くを投資することは絶対にダメですが、きちんとリスクとリターンを考慮した金融商品(ファンド)であれば、米国の投資割合を参考にしてみることも方法の一つになりえます。

投資は他の人を基準にするのではなく、自分を基準にして正しく行いましょう。