そのお店の片隅には、ケースに幾つかの値引きした薬が置かれていました。私がいつも利用しているドラッグストアにも値引き商品のコーナーがあるのですが、日用品やペットフードしか見た事はありませんので値引きした薬って、どんな物があるんだろう?なんてちょっと興味を抱きましてチェックしました。
ドリンクタイプと錠剤の胃薬が多いな、あとは風邪薬、男性用のスタミナがつくやつ。女が飲んだらどうなのだろうか。
そんな馬鹿な事を考えて・・・その中にあった塗り薬、その名前にびっくりした。
三國志の時代、曹操の侍医の名前がその商品名だ。
私の中で、その御方は魏の時代に外科手術をした人、曹操の侍医。魏というと日本に銅鏡を贈り、その 銅鏡は近年3Dでコピーしたら魔鏡だったと判明したという。魔鏡というと隠れキリシタンでお馴染みなのですが。そんな風に、名前ひとつで連想ゲームのようにあれこれ思いを馳せてしまう。
日本が「卑弥呼さま~!」って民が言ってたかは知らんが、まぁそういう時代よ。それなのに中国は覇権争い。その人ただ1人だったとはいえ、外科手術までしてた者が存在していた。時代は違いますが、なんとなくドラマの仁、あんな感じなのかな?と想像してしまう。そな偉大な名医が薬の商品名になるってわからなくも無いが後に処刑された。処刑された人が商品名か。別にそこの会社や商品に難癖つけたい訳ではないのね。ただ、どうしてその名前なんだ。縁起が悪いような気がする。ただそれだけ。
中国の処刑ってさ、じぃぃ・・・っくりと心身にダメージを与えるじゃない。庶民の刑と宮刑では違う。多くの人を救ったなんて関係ない。そういや、同じく処刑された偉人の話が日本に渡り奉納神楽として愛されているなぁ。それにしても中国って何から何までスケールが凄い。だから魅力的。塗り薬からそんな事を考え、同じくマイナーで不思議な偉人を連想してしまった。魏からずずーっと後。唐の時代の悟りを得た僧侶。よく、虎に乗っているから見た人達を驚かせていたそうな。
虎に乗ってお出掛け・・・羨ましいな。
無敵よ。
って、虎を手懐け背に乗ってしまうような人を襲う人も、敵になろうとする人もいなさそうですが。悟りを得るとそんな事が出来てしまうのかな。悟り。悟りを得たと自称する人物はいるが。目に見えてわかるっていいな。人間を騙せても動物は騙せない。あぁ、連想してしまう。動物をすんなり懐かせてしまうというと私の中ではアノ人物が頭に浮かぶ。じゃあ、あのオジサンも悟りを得たのか?っていうと違うような気がする。