33人の作家による猫のエッセイアンソロジーです。
奥付にある著者に圧倒されます。
これだけの作家による猫愛にあふれたエッセイをたっぷり味わうことができます。
例えば伊丹十三さんの「猫」から引用してみます。
『私は猫を一匹飼っている。
いや、この表現は正確ではない。
私の気持ちの中では、猫は人間と対等の位置にある。
日本語の便宜上「猫を一匹飼っている」と書きはしても、
私はうちの猫ことを、一度も「一匹」と思ったこともなけれな、
また「飼っている」と感じたこともない。
強いていうなら、私は一人の猫と共に住んでいる、とでもいうべきだろう。』
このように、やはり作家さんの素晴らしい表現に触れると
「そうなんだよなぁ」と納得してしまいます。
猫好きにはたまらなくお得な一冊です。



