(長編)たった2週のお兄ちゃん･･⑨

おはようございます

続きです･･

「出逢い」が生きる力を与えるというのなら･･

「笑顔」が希望の光りを灯してくれるというのなら･･

僕は、君に逢ったあの日からもうとっくに       「心」が救われていたんですね。

「お兄ちゃん、私、お兄ちゃんのことがずっと大好きでした。たぶん、初めて逢ったあの日からずっと･･、、、 ゴメンね！お兄ちゃんと妹なのにルール違反だよね。でも、自分の気持ちを誤魔化したくないの。お兄ちゃんがツラい思いをしたことや私のことを妹にしか見てないのは分かってる。それでもお兄ちゃんは優しいから一緒に居てくれて･･今まで ありがとう。。。」

「バイバイ･･」

それが僕が朝陽を見た最後の日です。

いつもと変わらずにこにこ笑って、

涙は一切見せず、

自分の生きる「今」だけを精一杯に走っている

朝陽らしい告白でした･･。

優しさを持って、強く･･僕を･･

突き放してくれたのは、朝陽でした。

僕にも涙や戸惑いはまったくありませんでした。

いや、誤解を恐れずに言うのなら、

失う怖さを 失った･･ と、

心のどこかで安堵していました。

それから、半年近くの時間が流れました･･

僕は、変わらない毎日の中を、

「出逢い」と「笑顔」で変われた自分自身と一緒に進んでいました。

季節はちょうど今と同じ秋を迎え始めていました･･

続く･･

皆さん、 KOKIAさんの「ありがとう」

っていう曲ご存知ですか？

大切な思いに気付かせてくれる素晴らしい歌です

この記事を書き続けていて、ふと、聴きたくなり毎日YouTubeで聴いています。

聴いたことがないという方はぜひ

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