おはようございますイチョウ
このお話しの投稿を始める前は、2~3回の投稿で全て書き終えるかなと思っていましたが、何故僕がこのお話しを書こうと思ったのか?何を伝えたかったのか?を考えた時、ここまでの長編になってしまいました。

つたない文章ですがたくさんの閲覧をありがとうございます。もう少しだけ続かせて頂きます。


翌日もその翌日も朝陽は僕のマンションビルに来たと・・思います。

正確には、来たことは確かなのですが、部屋に上がったのか?それとも手提げバッグだけドアノブドアに引っ掛かっていたのか、記憶が定かではないのですショボーン

失うことのツラさを誰よりも実感していた僕は、

逆に、

得ることの怖さもまた、誰よりも知っていました。

・・知ったつもりになっていました。

「頭の中を整理しよう。朝陽は僕にとって妹であり、それ以上の感情はない!突き放すべきなんだろうか?自分の気持ちに嘘をついてでも一緒に居る方が良いんだろうか?」

「でもそれは、病気のことを知ったからっていう感情がないかと言われれば、否定はできない」


この頃の僕は、「失う」というキーワードに人一倍臆病になっていたんだと思います。

考えても答えなんてでないことはわかっているのに考え続けていました。

「何もなかったかのように先週までの日々がこの先、どこまでも永遠に続くんじゃないかなぁ」

なんて馬鹿なことも考えていました。

そんな平日は過ぎ去り、お休みの日がやってきました。

まだ、現実と夢の微睡みの最中、電話がかかって来ました。

「お兄ちゃん、今から行っていぃニコニコ

「うん、いいよぉぼけー

寝ぼけながら、いつも電話なんてしないで来てるのに、、、

なんて思っていました。

しばらくすると玄関のチャイムがなり、

ドアを開けました。

そこには、

何て言うか、

僕が、

初めて見た、

妹ではない、

一人の女性としての、

朝陽がいました。

いつものハイネックセーターの上着ではなく、

女の子らしいワンピースエプロン

首の下辺りには、昨日、今日出来たものではない 大きな手術痕。

きっとこれまで、たくさんの哀しみや我慢と向き合いながら、それでも、前を見て、自分がいる「今」だけを精一杯に いつも笑顔で生きる

まだ幼い 大人の女性がいました。

そして・・

朝陽らしい告白をされました・・


続く・・


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