100を切るのに、趣味を捨てた。
90を切るのに、仕事を捨てた。
80を切るのに、家族を捨てた。
70を切ったら、全てが返ってきた。

by ジャンボ尾崎

保険屋になってケンタが去った。
ヨコちゃんは連絡を返さなくなった。
ナゴも返信なし。
テツに限っては妨害に似たようなこともする始末。

こんなもんなのかなと思う。俺の32年間がこんなもんだったんだなと思う。


だが、これでいい。


望んだ世界だ。


サッポロビールを辞めて、俗に言う一流企業を捨てた。
保険屋になって、親友は音信不通になった。
保険屋になって、後輩は既読すらつかなくなった。
だが、新しい仲間も増えた。
新しいお客様も増えた。

本当の意味のFOR YOU ってなんなんだろう?
本当の意味の保健の必要性ってなんなんだろう?
セールスマンシップとライフプランナーシップってなんなんだろう?
この人の保険を預かりたい!っていう直球勝負ではダメなのか?

結論は分からない。

ただ、32年間直球だけで生きてきた。
誠も言ってくれたけど、それが俺の良さだ。直球勝負を磨こう。ただひたすら直球勝負を磨くために走り込み、腹筋、背筋、ベンチプレス、それをやろう。


感謝しよう。

嫁さんにも、親にも、兄弟にも。


失ったものを取り返す放浪は一つしかない。
全てが返ってきた。返ってきたっていう言葉が素晴らしいよな。


取り返した!

ではなく

返ってきた。

自然と返ってくる人間になるためには何ができるのか?もう一度原点回帰だ。

なんのために保険屋になったのか?

そのために、いま、友達をなくす事は恐れない。かなら返ってくる。俺が俺のままでいることが何より大事だ!