生きてました。

けど、この映画見て死にました。











屋敷女 ノーカット完全版


劇場公開日 2021年7月30日

レイティング R-18


ストーリー

クリスマスイブの真夜中、出産を目前にした妊婦サラの家に黒い服を着た不審な女が訪れる。女が家に押し入ろうとしたためサラが警察を呼ぶと、女は姿を消す。ひと安心して床に就くサラだったが、なんと女はすでに家の中に侵入しており、大きなハサミを手に恐ろしい形相でサラに襲い掛かる。女の目的もわからず、衝撃と恐怖に包まれるサラだったが、そこで陣痛が起きてしまい……。

映画comより






感想 ネタバレ、グロテスクな画像、発言注意


この屋敷女って言う作品は知っていました。

この作品は2008年に一度日本で公開された作品なんですが、あまりにも残虐なシーンがあり、そのシーンにボカシを付けられてR-18指定で公開された作品なんですよね。


で、僕は残虐な映画は大好物なんで、

この作品を見たいとは思っていました。


しかし


その、ボカシ処理が意味わかんなくて。



そもそも映画にボカシやカットをする事に大反対の僕。

ありのままの映画を上映しろ!

って思っています。



だからこの屋敷女に関しては、レンタル版の方でもボカシが付けられているみたいで、見る気は出ず。

セルのソフト版だとボカシは無いみたいなのですが、値段がエグチなんです。




いやぁ、だからしばらく見れないのかなぁ。

って思っていたら。



まさかの無修正ノーカット完全版を劇場公開するって言うね。





僕、思う事があって。


最近の時代、テレビとかYouTubeとか、規制がどんどん強くなっており。

僕が10年前ぐらいに求めていたテレビ番組や、3年前ぐらいまでより自由に表現できたYouTube。今は規制だらけでつまらないと思っています。(特にテレビ番組)


だけど最近、映画って真逆じゃありません?

ハウス・ジャック・ビルトをノーカット完全版で公開したり、

アングスト/不安を公開したり、

最近だと、多分ヤバい映画であるクリーン、シェーブンと言う作品を再公開しようとしたり、

↑僕は何も知らないんですけど、幻の問題作であり、ヤバそうなんですよね。



それで、今作、屋敷女もノーカットで無修正の完全版で公開ですよ。


最近の映倫?で良いのですかね?

映画に規制や修正をしなくなってきており、大変嬉しゅうでございます。



この流れのまま、是非ムカデ人間2フルカラー版を公開してくれたら嬉しいです。(無理です。)








って事で見たんですけど。

もう、なんかいろいろ言いたいことがありました。


久しぶりに箇条書きスタイルでやってみたいと思います。


僕が今回言いたい事は計6つ。


1.内容

2.主人公と殺人鬼

3.演出

4.音楽

5.グロさ

6.ボカシのシーンについて


です。



ぱぱっと行きます。




1.内容


ストーリーはめちゃくちゃシンプルで、あまり深くないんで考えないで見れます。



主人公である、妊娠中のサラは車同士の事故を起こしてしまい、赤ちゃんは無事だったが夫を失ってしまう。

で、4ヶ月後のクリスマスイブの日、出産予定日前日の夜にヤバい女がサラの赤ちゃんを狙いに襲いに来る。って言うストーリーです。


↑これが基本となり物語は進み、時々ホラー映画ではよくある、家にお母さん、同僚?警察達、運悪く捕まっており完全に巻き込まれた若者、が家にやって来て、予想通りみんな殺されるんで。


だから、よくありがちのホラー映画です。



しかも、そのヤバい女である殺人鬼は、

多分、車同士の事故の時の相手側であり、その女も妊娠してて赤ちゃんが死んでしまったのだろうなぁ。って思っていたら、

車同士の事故の時の相手側であり、妊娠してて赤ちゃんが死んでしまった女でした。


だから、なんとなく察しがついてしまうぐらい、本当に深く考えなくても大丈夫な映画です。


全編が83分と短めな作品なんで、本当にサラッと見ていただきたいです。

後は待ち受ける残虐なシーン達を耐えるだけです。

サラッと見てくださいサラッと。





2.主人公と殺人鬼


先に殺人鬼から言うと、

本当に絵になる殺人鬼だなって思いました。


なんとなくの雰囲気は、約束のネバーランドママであるイザベラだと思って頂きたいです。


勿論、イザベラよりもヤバいんですけどね。

あと、実写の方のイメージでした。北川景子さんのね。(因みに約束のネバーランドは実写版しか見てないので、信用しないで下さい。)


あと、殺人鬼の素性なんですけど、先程言った事故の相手で赤ちゃんを死産してしまった。って事しか分からないので、結局何者なのかあまり分からずに終わってしまいます。

でも、なんか目的って言うか、殺人鬼の行為については、分からなくもないって言うか。


要は復讐ですよね。赤ちゃんを返せみたいな。

ジョン・ウィックならぬ、屋敷女・ウィックでした。(ネーミングセンス)



で、主人公。サラ。


マジで強え。


サプライズって言う映画を連想しました。

妊娠中で、しかも出産寸前なのに、めちゃくちゃ殺人鬼に対抗するし、武器を作ったり、物分かりあるし、何者なんだろうって、殺人鬼よりも気になってしまいました。

特に殺人鬼に殴られて気道が塞がってしまい、息が出来なくなったサラだったが、首に針棒編みをぶっ刺して、気道を確保するって言う、
ソウ5でストラム刑事がボールペンで気道を確保したシーン並みに驚きました。

是非、主人公にも注目してご覧下さい。




3.演出

普通に怖かったんですよね、ホラー映画として、残虐なシーンだけを特化しているのかと、思いきや普通に怖くて。
殺人鬼が本当によく分からないからこその怖さもあるんですかね?
それで言うと、殺人鬼が部屋に入れた意味も分からないんですよ。
で、サラは殺人鬼が事故で死んだはずと思っていたみたいなので、
もしかしたら、殺人鬼は亡霊なのかもしれません。
こんな考察も出来ますね。

しかも、ちょっと有力な理由もあり。。。
この作品、何故かクライマックスにゾンビが出てきます。
殺人鬼が殺した警察官の1人がゾンビになって蘇るんですよね。

なんか調べたら、監督がゾンビ要素を入れたかったから、このシーンがあるみたいです。

この作品って、現実で無くは無いかなぁって思っていたら、まさかのゾンビ登場で一気に非現実的になったので。

だから、殺人鬼が亡霊説もありそうですね。


と、このように、結構この作品、はちゃめちゃしてて。
警官が持っていた銃で頭撃ち抜かれたら、頭の4割が吹き飛んだり、
主人公サラが、殺人鬼が部屋で暴れてる中、ベッドで寝たり、
そんなベッドで寝ているサラに殺人鬼が百合百合しい事してたら、サラに舌を噛みちぎられたり。

なんか、トムとジェリーみたいでした。


ここから先、少し不謹慎かもしれません。本当に申し訳ないです。



今作はお腹の中の赤ちゃんの様子を流すシーンがあり、これはこれで良いとは思いましたが、
サラが殺人鬼に襲われるシーンのお腹の中の赤ちゃんがめちゃくちゃ振動、揺れてまして。
え!?こんな赤ちゃん揺れてんの?ってなるぐらい揺れてて、
僕、アドレナリン ハイボルテージ感電してる時のジェイソンステイサムを連想してしまいました。
↑サラの赤ちゃんです。

↑感電してるステイサムです。


ごめんなさい、連想してしまいました。






4.音楽

あの、驚きました。

凄い、かっこいいのですよ。


時にはハロウィンの様な恐怖を与えるカッコいい音楽を流したと思いきや、

時にはテネットの様な重低音響く、めちゃくちゃカッコいい音楽を流したりするんですよ。


一瞬、え!?アクション映画?
え!?逆行する?って思ってしまいました。

って言うかクライマックスに主人公サラが覚醒するシーンがあって、そのシーンと音楽はホラーじゃないです。アクションでした。


この作品、めちゃくちゃ音楽、BGMが素晴らしいので、是非劇場で聴いていただきたいです。




5.グロさ

ここら辺から気になる方も多いかと思うんですけど、確かにグロいです。

でも案外、人体崩壊的なシーンは2箇所ぐらいしかなく、血がメインになっている印象でした。

ハサミや針棒編みで刺したり斬ったりするシーンが多めなので、痛いのが苦手って言う方にはキツイかもしれません。

だから正直、個人的にはこんなもんかと。
案外、耐えられました。

「ムカデ人間よりグロく」ってあったのですが、これが、「ムカデ人間2よりグロく」だったら怒ってました。
いや、全然ムカデ人間2の方がグロいわ。って。

でも、ムカデ人間1作目ならなんとなく分かるかな。
ムカデ人間1作目と比べるなら8倍ぐらい屋敷女の方がグロいです。
屋敷女を2.5倍したらムカデ人間2かな。


でも、気をつけてほしいのは、
僕はソウの足を切るシーンは全くグロいと思わず、ソウ2の注射器風呂に入るシーンも全然大丈夫で、悪魔のいけにえを笑顔でみる男なんで、
グロ耐久が強すぎる男の発言です。

多分、めちゃくちゃグロい映画だと思うんで、苦手な方は辞めた方がいいし、
この後にも言う、問題のシーンもなかなかヤバいので、あまりこの男の発言は信用しないでください。



6.ボカシのシーンについて

ここからサイコパスな発言が見られます。申し訳ございません。

ここですよ。
1番気になっていたシーン。

感想。
あっ、こんなもんか。
でした。(←こいつバカです。)

確かに、ハサミをへそから切って、カパァって開けるのはかなり、うわぁって思ったけど、
案外、見せてくれないんですよね。

切るところと、開けるところまで見せてくれるんですけど、取り出すところとかは見れないんで、そのシーンが来た時は身構えたんですが、身構える程では無かったかな。

取り出された後のサラの姿は確かにエグい事になっていたんで、それはショックを受ける人も多そう。

↑こんな感じにへそからハサミを当てられ、切られます。


↑2008年公開版&レンタル版だと、こんなに真っ黒にボカされてしまうんですよね。


今回のノーカット完全版だとボカシが消え、完全に見えるので、ご注意を。


僕みたいな非常識な発言より、
ちゃんとした常識ある発言をします。

めちゃくちゃグロいし、めちゃくちゃショックを受けると思います。

特に出産経験ある女性の方とか、これ見たら泣きますよ、多分。
血の量もヤバいし、切られてるシーンも痛いしグロいし、サラの断末魔もヤバいし。

あの、遊び半分では見ない方がいいです。
真のホラー映画好きな方のみ、見て頂きたいです。






って事で以上の6つ、言わせていただきましたが、
結果的に言うと、面白かったです。
ホラー映画としての出来も悪くなく、
見やすく、グロく、楽しめる。

予想以上の面白さで、大変満足いたしやした。
オススメしたいけど、オススメしたら嫌われる映画ですね。
気になったけど、グロいの怖いなぁって方はレンタル版を見ることをオススメします。
レンタル版でも十分にグロいんですけど、R-18か?R-15でも良いんじゃね?って言う並みなんで、頑張ってみて下さい。

あと、リメイク版として、インサイドって言う作品があるみたいなのですが、あんまり評判良くないんで、暇な時に見ようかな。


評価星星星星(92点)








  











あ、あと忘れてました。


殺人鬼がタバコを吸おうとした瞬間に、サラがスプレーとかで、ファイアーして、
殺人鬼が燃えるシーンがあるのですが、
そのファイアーのシーンがめちゃくちゃB級映画感半端ないのが、少し残念でした。



あと、もう一つ大切な事。



今作、猫ちゃんが殺されちゃうので、
猫好きな方は要注意です。





終わりぃネコ足あと