前回紹介した、バッドボーイズ フォーライフの上映終了5分後に上映開始した作品、AI崩壊を紹介します。
喉カラカラで観てました。
AI崩壊
レイティング G
ストーリー
2030年、天才科学者の桐生浩介が亡き妻のために開発した医療AI「のぞみ」は、年齢、年収、家族構成、病歴、犯罪歴といった全国民の個人情報と健康を管理していた。いまや社会インフラとして欠かせない存在となった「のぞみ」だったが、ある時突然、暴走を開始。AIが生きる価値のない人間を選別して殺戮するという、恐るべき事態が巻き起こる。警察庁の天才捜査官・桜庭は、AIを暴走させたのは開発者である桐生と断定。身に覚えのない桐生は逃亡を開始する。桐生は「のぞみ」を管理するHOPE社の代表で、義弟でもある西村悟とひそかに連絡を取りながら、なんとか事態の収拾を目指すが……
映画comより
感想
思っていたのと違ったけど、まあ面白かったかなぁ。
今作は入江悠監督作品なんですが、入江悠さんと言えば、「22年目の告白 私が殺人犯です」が非常に良い出来であり、尚且つ、ビジランテ、ギャングースと言ったなかなかパンチのある作品を得意としていたので、(ビジランテとギャングースは観てない。)今作は結構期待してました。
また、AIが人類を選別する。って言う、非常に好奇心がくすぐられるストーリーであり、予告編で車もぶっ飛んでいて、かなり日本中がパニックになり、非常に残酷な展開が待っていそうで、凄く楽しみでした。
まず、結果から言うと、違う。
なんか、いろいろと期待していたところは答えてはいるけど、答えたやり方が失敗している感じ。(ニホンゴムズカシイ)
確かにAIは崩壊します。
でも、予想以上にパニックにならないって言うか、いやパニックにはなるんですよ。
2030年の物語なんですが、2030年は人類の7割がAIによって生活している時代になっていて、1つのライフラインになっているのだから、そんなAIが暴走したら、確かにいろいろと日本は大変なことになってます。
ライフラインの1つが止まる訳だから、洋画のパージみたいに盗みとか、争いとか、暴動とか、いろいろ起きているものの、いや、もっと大変なことになるやろうと。
AIが暴走したので、AIによって操作されている車とかもっとわっちゃあって感じになると思うし、心臓のペースメーカーの誤作動によって死んじゃった人が1万人いるみたいだけど、逆にAIが広まり続ける中、1万人にしか心臓にペースメーカーを付けてないのかよ。って思ったり。
↑こんな感じの世界を求めていました。GTAⅤより
しかも、今作はAI崩壊って言いながら、AI崩壊したのはとある人物がウイルス的なものを入れ込んだからの暴走って言う事が分かり、ちょっと残念って言うか。
なんか、もっとファンタジックな感じなのかなぁ、AIが自我を持って暴走するのかなぁ?実はAIは亡くなったはずの妻の心を持っていて、なんやかんやいろいろあって暴走するのかなぁ?って作るのを期待してたら、ウイルスか。って、めっちゃじゃないんですけど、残念。
あと、1番どうでもいいんだけど、1番矛盾していたところがあり、、、
AIが広まっている中、もちろんAIによって仕事を奪われた人達もいまして、そこら辺、ああ、リアルだからまぁいいんじゃない?って思っていましたが、(゚Д゚)ハァ?ってなりました。
何故かって?
AIを反対しているストライキの中にAIを使って反対をしている人が居たからです。
まあAIって言うよりかは、近未来の装置なのかな?SAOみたいな感じの。
ここまで全然褒めてないのですが、決して酷い映画じゃないのですよ。
普通に先の読めないドキドキの展開が待っていれば、予想以上に衝撃的な展開も待っていて、ビックリでした。
まさかあの人がね、死んじゃうなんてね。
あと僕は、日本中がパニックになる系の映画は大好きなんでね、(藁の楯、22年目の告白、アイアムアヒーロー、いぬやしき等)今作もさっき言った通り、すっげーパニックって訳では無いけど、かなりはちゃめちゃしてたので、観てて楽しかったです。
他に、賛否を言うとしたら、
賛
・1人1人の演技力は高かった。
・全体的にノンストップでお話が進んでいくので飽きずに観ることが出来る。
・ちゃんと、AI反対派が居ると言うところとか、沖縄県はAIの普及が遅れているところとか、結構現実的な感じになってるのは良き。
否
・娘さん、ずっと冷凍保存的なことになるんですけど、流石にあれだけの時間されてたら、助からないんじゃ、、、(もしかしたら、大丈夫なのかもだけど。)
・主人公なんですが、とある方のレビュー見て改めて思ったんですけど、確かに運が良すぎる気がしました。
「哀しき獣」って言う映画があるんですけど、その作品並みに運良く逃げ回ってました。
・警察のカンが凄すぎる、ちょっと違和感もでるくらい。
・警察が作ったAI的なやつが、完全ワイスピのゴッドアイ。(まぁ、コレに関しては別に)
・主人公なんだけど、勿論冤罪なんですが、確定的な証拠もあるのに、全然信じてもらえなく、逆に信じなすぎる警察にもちょっとイラッとしてくるぐらいなんですよね。
僕が1回目に観て思ったのはこれぐらいかなぁ。まぁでも、今回で伝えたい事は2つで、
・決してつまらない作品では無いこと。
・2030年、あんな風にAIが広がったとしても、今回の事件は、人物のせいによっての暴走なんで、AI自身が暴走する訳じゃないから、やっぱり人類が1番怖いんだなぁ、って思った。
以上
個人的には劇場まで行かなくてもいいかなぁ、DVDになってから観てもいいんじゃないかなぁって思います。
是非参考にしてね。
評価(75点)