病み上がりに見た映画です。
見えない目撃者
レイティング R-15指定
ストーリー
警察学校の卒業式の夜、自らの過失で弟を事故死させてしまった浜中なつめ。自身も失明し警察官の道を諦めた彼女は、事故から3年経った現在も弟の死を乗り越えられずにいた。そんなある日、車の接触事故に遭遇したなつめは、車中から助けを求める少女の声が聞こえてくることに気づき、誘拐事件の可能性を訴える。視覚以外の感覚から感じ取った“目撃”情報を警察に提示するなつめだったが、警察は目の見えない彼女を目撃者と認めず捜査を打ち切ってしまう。なつめは少女を救うべく奔走し、事故現場で車に接触したスケボー少年を探し出す。やがて女子高生失踪が関連づけられ、連続誘拐事件の存在が判明。なつめは事件の闇へと切り込んでいくうちに、弟の死とも向き合うことになる。
映画comより
感想 ちょっとネタバレあり グロ画像とグロ発言あります!注意!
いやぁーこりゃ良く出来た作品や。
大変面白かったでございます、多分ここ最近のスリラー系の邦画の中だったらトップクラスに入るくらいの傑作だと思いますよ。
とある女性警官(浜中なつめ)がですね、弟と一緒に車で家に帰っている時に足元に落ちたネックレス?を拾おうとしたら、前にトラックが突然来た為避けきれずに事故が起きてしまうのですが、そのトラックの運転手が何故か浜中さんしか助けなくてですね、そのまま出れなかった弟が爆発によって事故死してしまうのです。
その時にわずかに感じた音や匂いとかを頼りに、その時に遭遇したもう1人の目撃者と警察と共に連続誘拐事件を追っていくって言う内容でした。
でもこの内容だと、ミステリー、サスペンス系かなぁって思うのですけど、違うんですよ。
途中の連続誘拐事件が完全に判明した時からですね、女子高生以外に浜中さん、もう1人の目撃者(スケボー少年)、警察が犯人を追う側から、犯人から狙われる側になってしまうのです。
だから今作は、前半がミステリー、サスペンス系。後半(女子高生の遺体が見つかってから)は完全ホラーに近いスリラー映画になっているのですね。
いや、本当に良く出来ているなぁって思います。本当にドキドキのハラハラを味わうことが出来ます。
スケボー少年が犯人に車で襲われるシーンとか、浜中さんが犯人に追われてるところをビデオ通話でスケボー少年が伝えながら逃げるシーンとか、最後の犯人の家に乗り込むシーンなど。本当に緊迫するシーンが多くありましたね。楽しかった本当。
ちなみに↑このシーンなんですけど、ちょっとネタバレすると、浜中さんの盲導犬と離れてしまい、犯人に殺される寸前の危ないところまで来てしまうのですが、ギリギリまで点字ブロックを探して、見つかったところで一気に点字ブロックがあるところがハッキリとした時に出た浜中さん(吉岡里帆さん)の顔と演出と走りがマジカッコ良かったです。
ちなみにそのカッコイイ顔は今作のポスターの顔です↓
あと思ったのがエグさ。
今作はR-15指定なんですけど、最近のR-15指定作品で思ってるのが、「この作品ってR-15指定って厳しくない?」とか、「R-15指定の割にはなんか緩いなぁ、、、」とか、(言ってる意味同じやん!)だけど今作は妥当のR-15指定だと久々に思いました。
むしろ下手したらR-18になってたんじゃ、、、
大変今作はエグいグロシーンが多少多め(特に後半)になっています。
特に、惨殺死体と人間解体と脳天ぶっ刺しとかが印象に残りましたね。
って言うかこの3つのシーンでR-15になったもんですよ。
惨殺死体とか、犯人のとある目的によって、耳、鼻、口、腕が無くなっている女子高生の遺体が流れるシーンは、流石にグロ耐性がある僕でも うわぁ って思ってしまったりしたし、
人間解体とか、まぁ腕だけなんですけど、グリーン・インフェルノを連続してしまったのでね、ヤバイよ。(?)
ちなみにその無くなった部分はこんな感じに奉られてました。↓
本当に今作は、グロ耐性が無い方は本当に注意してご覧下さいね。
今作は本当に演出が上手いです。
視覚障害がある方の視点を体験出来るようなシーンや最後の無音シーンも最高でしたね。
最後の無音シーンでお腹鳴ってしまったら恥ずかしいから気をつけてね。(体験者が語る)
本当に最高のスリラー映画でした。見てみる価値大アリアリの作品です。見よう!
評価 (96点)
9月21日(土)見えない先のダイエット中、大翔。