もしかしたら始めて18禁の映画を劇場で見たかも、、、
とにかく、めっちゃ楽しみにしてた作品です。












ハウス・ジャック・ビルト


劇場公開日 2019年6月14日
レイティング R-18指定

ストーリー
1970年代、ワシントン州。建築家を夢見るハンサムな独身の技師ジャックは、ある出来事をきっかけに、アートを創作するかのように殺人を繰り返すように。そんな彼が「ジャックの家」を建てるまでの12年間の軌跡を、5つのエピソードを通して描き出す。
映画comより



感想

ヤバイわコレ
まじで悲鳴あげたわ(心の中で)




※今回、ものすごいネタバレと残酷な画像と発言のオンパレードです。あと下ネタもあり。気をつけて下さいね!(ワンチャン消されるかも)







言いたい事がいっぱいあります。
いつもはザックリと言うのですが、今回はちょっとじっくり言わせていただきます。
何故かと言うと、意外と傑作だったからです。


今作は主に五つの出来事とエピローグって感じにストーリーが6つに分けられているので、一つ一つ、内容と感想を言いますね。



第1の出来事→ジャックとひと気のない雪道で遭遇した女性

ジャックがとある女性と出会います。その女性はジャッキ(車をあげるやつ)が壊れてしまった為、車が修理できませんでした。
なのでジャックは嫌々その女性を助けるのですが、その女性はアホなんですかねぇ、やたらとジャックに挑発的な発言をするのです。
そして、その女性が「虫も殺せない意気地なしよ」って言ったらジャックの堪忍袋の緒が切れ、

ジャッキで
顔を殴ります。


撲殺したジャックはその女性の死体を冷凍庫室に入れて


END




いきなりジャックは見せてくれましたね。
まず思ったのは、ジャッキって壊れるもんなの!?ジャッキが壊れたところをあんま見たことなかったからなぁ、どうなんだろ。
あと、その女性。バカなんですかね。
何故、そんな挑発的発言をする?
「あなたって殺人鬼みたい」
「意気地無し」
(もっといろいろ言ってたんだけどワスレチャッタ)
そりゃ殺されるわな、ジャックに。
多分ジャックの内心こんな感じだと思う↓
↑こんなマイルドじゃないか。


良いですね、最初はあまりジャックについて触れずに、ジャックのヤバさだけを良い感じに表現できていてナイスだなぁって思いました。
ジャッキで殴られた後の女性がリアルな感じで顔が凹んでいたので、ちょっとうわぁってなりました。






第二の出来事→初老のクレアを殺害しようとするジャック、でもなんか上手くいかないなぁ。まぁいいかぁ!


ジャックが警察って偽って初老のクレアを殺害しようとします。(殺害する理由特に無し、可哀想なクレアだこと)
でもなんか上手くいかないです。

ジャック 「警察です。」
クレア     「バッチは?」
ジャック  「・・・今無いです。」

なんか、ジャックは最終的に保険調査員として、年金を倍にするってクレアを騙して(なんで信じたクレア、明らかに詐欺やろ)クレアを殺害しようとするのですが、首締めて殺害!ってやろうとしたら上手くいかなくてね、この前見たスノー・ロワイヤルと同じ展開になった後、素直にナイフで心臓刺して殺します。

そこからね、隠そうといろいろするのですが、潔癖症であるジャックは、何度も何度も何度も掃除して証拠隠滅するんです。
また心配性なのか、
ワゴンに戻る→「はっ、血が残ってるのでは!」→家に戻る→大丈夫だった→でも掃除。→ワゴンに戻る→「はっ、血が残ってるのでは!」→家に戻る→大丈夫だった→でも掃除。→ワゴンに戻る→「はっ、血が残ってるのでは、、、

って感じにお茶目な、おバカなジャックを見れた後になんか警察が登場して疑われてヤバイ展開になっても、なんとか乗り切って、ワゴンでクレアを引きずって逃げて行くって言うね。

無駄にカッコいいカメラアングルなシーンもありました。


そこから、ジャックは人を殺す事で強迫性障害不合理な行為や思考を自分の意に反して反復してしまう精神障害の一種である。wikiよりが改善されていった為、引き続き殺しを続けるジャックでした。


END


ここからね、時々ジャックの過去にも触れていっていくのですが。

ああ、見なかった事にしよう。


2の出来事もなんかツッコミ所が多くてね。
特にクレアの死体を引きずった所為で、道に血跡が出来て、ヤバイ!って思ったら雨がめっちゃ降るシーンは本当ツッコミでした。「ラッキーすぎやろ!」って。
で、ここからね、なんかちょくちょくとブラックジョーク的なシーンが出てくるんですよね。
さっきも言いましたけど、潔癖症なジャックは何度も掃除するシーン、首絞めて殺せないシーン、強引で笑っちゃうシーンなど。まぁ、ブラックジョークって言っても笑えないけどね、衝撃的なシーンが多すぎ
て。


あと、このシーンなんですが。

引きずられた後、めっちゃグロいことになってました。ぐちゃぐちゃに。
顔が半分無くてね、しかも後頭部しか残ってない。
スイカで例えるとこんな感じでした↓


第2の出来事は長かったです。
長々と、地獄のようなシーンを楽しんでください。







第3の出来事→ジャックが彼女とその連れ子を殺害し、家を作り直すことにしました。(個人的1番の衝撃的な回)


ジャックには彼女がいました。
その彼女と連れ子とでピクニック?に行きました。連れ子に狩りを教えてあげました。
ジャックは彼女と連れ子2人を獲物として狩りを始めました。
↑この2秒後、マジで見てられなかった。

↑この1秒後、マジで目を背けちゃった。


そこから射殺された彼女と連れ子2人と今まで殺したカラスを並べて満足するジャック。

そのあと、なんやかんやで家を作り直します。また連れ子の1人を使って、笑顔のピースを無理矢理死体で作って満足するジャックでした。


END



あのね、マジで第3の出来事は注意して見て下さい。本当に僕でも衝撃を受けた物語でした。
やりすぎだよ、、、


凄いですよね、子供を普通に殺すんだもん。しかもマジで狩りをしてるみたいに殺すからね。マジで息子がいる方には見れないかも。下手したらトラウマレベル。
脚を撃たれ、胴体に撃たれる子供。
ヘッドショットされる子供。
本当、注意。

彼女も頑張って逃げるんですけどね、隠れても無駄でした。背中からパーンとね。


しかも、今作で僕が1番に衝撃を受けたシーンもあってね。

その脚を撃ち胴体を撃たれ殺された子供を使ってね、ジャックは遊ぶんです。
顔に針金を入れ、いろいろと調整して、無理矢理笑顔を作りピースさせると言う。
マジでここは、ちょっとムカデ人間感があってちょっと引いたね。
↑これの90%ダウンした顔になってました。


第3の出来事は本当に息を殺されるか、悲鳴を出させるか、のようなシーンばっかです。注意して見てね。





第4の出来事→ジャックが好きになった人に〇〇を切り取って殺します。


ジャックが好きになった人、ジャクリーンに素性を明かしたりしたら、そりゃ逃げるジャクリーン。捕まって監禁され、おっぱいを左右どっちも切り取られ殺害されます。
片方は車のフロントガラスに、もう片方は財布にしました。


END



今作で唯一のエロティックなシーンでしたね。ジャクリーンの胸がさ、ちょっとエロいなぁって思ったりしてね、綺麗だし、いい感じに小さめだし。
まぁ、それを切り取るなんて、マジでジャックはヤバイやろ。


しかもなんか、綺麗に切り取られているのがヤダね。ヤダヤダ。

ちなみにちょっと思ったのが、胸を切り取るシーンは最初に胸にナイフを入れられた瞬間しか無いので、ちょっと安心しました。
これを最後まで流してたらマジで無理でした。良かった。


第4の出来事はなんか嫌でしたね。ジャクリーンを愛せよ、ジャック。





第5の出来事→ジャック、初めての大量監禁&殺人、しかし大ピンチな展開にどうするぅ?


ジャックなんですけど、大量殺害をしたかったんですかね、大量(5人ぐらいだけど)を監禁して、実験を始めます。
それは、横1列に5人を並べて、フルメタルジャケット弾を使って、果たして5人一斉に頭を撃ち抜けるかって言う実験を行います。

しかし、いろいろピンチが。
例えば、フルメタルジャケット弾だと思ったらフルメタルジャケット弾じゃなかったり、フルメタルジャケット弾を取りに行ったら警察に捕まりそうになったり、実験が上手くいかなかったり、警官隊が家の周りにやって来たり。ヤバイヤバイ。
まぁなんか、友人を殺したりして乗り切るんです
けどね。

開かずの扉を開けたジャックは、とある人物と出会います。そこにはヴァージと言う方でした。そのヴァージはジャックの12年間の殺人を見てきた方らしく、そのヴァージと共にジャックは警察から逃げるのでした。


END



ジャック、やりすぎましたね。
良く今まで警察は気がつかなかったよ。
でも、もう終わりの時です。

なんかね、横1列に5人を並べて、フルメタルジャケット弾を使って、果たして5人一斉に頭を撃ち抜けるかって言う実験は映画だからこそ、やって欲しかった。
実は警察がギリギリ実験する瞬間に来ちゃうので、やらないのです。
だからあの5人は一応助かるわけですね、多分。でも、なんか無理矢理監禁する感じ、ムカデ人間2感と銃が上手く調整された位置に置いてある感じがソウ感があってなんか良かった。
↑でも、見たかったような見たくなかったような、まぁ結果助かったからね、良いか。

あとね、ヴァージと出会ったジャックなんですが、家を作って無いってことなんで、めっちゃ短時間でジャックとヴァージ2人で冷凍で固まった死体を使って家を作るのです。
↑こうやって吊り上げてね。意外と見た目は家でした。


そして、警察が来ると言う瞬間に、その死体家の中にいつの間に出来ていた穴を使ってヴァージとジャックは逃げるんですが、1つ言っときます。ここからは非現実的になるんでね、よろしくって感じです。


現実から異世界へって感じです。




エピローグ(カタルシス)→ジャック、地獄へGO!


死体家の中にあった穴に入ったジャックとヴァージは、どんどん奥に行きまして、地獄っぽいところに行きます。

で、ジャックは地上に戻る渡れなくなった橋の向こう側に行く為に壁をよじ登って地上に戻る向こう側に行こうとします。
落ちたら地獄の底にさよならです。

頑張りますジャック、半分ぐらいのところまで行ったところで、あっ。
バイバイ、ジャック。


ハウス・ジャック・ビルト   END





あれだよね、まぁトリアー監督さんですねーって感じの展開ですよね。
嫌いじゃないよそういうの。
でも、現実感のある終わり方も見たかったけどね。

なんか、地下深くまで進むシーンで、途中、めっちゃ画質がよろしく無いスマホで撮ったんじゃないって言う感じのシーンがありまして、僕、思いました。

良いなと


なんかリアル感もあって、緊迫感もあって、YouTuber感もあって(?)
僕は好きですよ、良い撮り方だと思う。


で、終わり方も好き。
たくさんの人を殺したジャック、そりゃ報われずに終わるよ。
しかも、ただ単純に死ぬ訳ではなく、上手く地獄って言う設定を入れ、壁を登って向こう側に行けるかって言うハラハラドキドキな展開を作ったのも好きです。

なんかジャックが地獄の底に落ちた時の僕の気持ちが複雑でした。
なんか悲しかった気持ちあり、でも、ああ、やっぱなあって感じもあり、でも最終的に脱力感が半端なかったです。

「ああ、あー、はぁー、ふー」って感じになりましたよ。はい。






まとめ

期待してみたんですけど、本当満足でした。
良い感じにグロいし、面白いし。

トリアー監督さんなんですけど、本当に独特な作風作品を作るのが得意でね。
今作も、昔の実際にあった映像、様々な絵画、アニメ映像など、いろんなのを間にはさんで、この映画を面白くしてくれます。

また、一度流したシーンを何度も繰り返したり、時の流れがあんまり掴めなかったり、なんだろうこの感じ、見たことある。


あっ、物語シリーズだ。

この映画もしアニメ化するなら、是非シャフトさんに制作して頂きたいですね。(絶対、アニメ化しないだろ)


あと、長え。
150分以上あるみたいです。
約2時間半ぐらい。
しかもこの作品、静かなんですよ。
余計なBGM、効果音は一切使わないで、基本、静寂な雰囲気で話は進みます。
すっごくこの静かな感じの編集僕は好きなんですが、一つ欠点が。
長くて、静か=眠たくなる
ってことで、僕は大丈夫だったはずなんですが、多分この作品、個人的には相当眠たくなる作品だと思います。
まぁ、でも残酷なシーンを流すことで目を覚まさせるって言う狙いもあるのかもね。


ってことで、本当にヤバかったこの作品。
よく日本ではノーカット完全版を上映出来たなぁって思ってます。
そんな作品だけど、ジャックの波瀾万丈な人生が見れるこの映画、非常に楽しませてくれました。賛否両論のあるこの作品、僕は賛の方だったことを皆さんに伝えます。


おしまい。(長かった、、、)



評価 星星星星 (93点)





パンフレットも買いました。
パンフは良い感じに第〜の出来事ごとにまとめていて分かりやすかったけど、なんか物足りなかったかなぁ、裏情報とかもっと知りたかったかも。




6月22日(土)A〜Dカップぐらいが好きです。大翔。