オシュ。

油で炊いたご飯のようなもの。


えっ??ヤダ…


とか思わないでください。


それが以外や以外、美味しいんです。


しかも、ひいき目かもしれないけど、自分はホレズム地方のオシュが好きです。

味も見た目もシンプルだから。



以前、写真の現像所で知り合ったおっさん。

自分がホレズムのオシュが好きだと言ったら、

「メフモンにおいで。オシュの作り方教えてあげるから」と。


ほんとは先週の金曜にメフモンに行く予定やったのですが、

不明熱で1週間ほど引きこもっていたので、その話もお流れに。


ですが、ありがたいことに再度メフモン催促の連絡があり、

昨日行ってきました。


ウルゲンチから南に車で走ること20分。

おっさん宅に着きました。


おっさん、おっさん言うと悪いので、ジャホンギルさんのお宅ですね。


家見た瞬間わかりました。この人ボイ(お金持ち)だわ。


奥さんと娘1人、息子3人と犬1匹。

きれいに手入れされたお宅でした。


ジャホンギルさんは昔、タシケントで楽団関係の仕事をしていた。

いまはツアーガイドらしき仕事をしてて、たまにウルゲンチのバザールで

楽器を売っているようなことを話していました。 たぶん…


なので、海外の話に興味があるそうです。


オシュ作りにとりかかる前に、日本料理の本や旅行の本、日本の写真などを

一通り紹介しつつ、ジャホンギルさんのインド夫婦旅行の話や楽器演奏を

楽しみました。


ウズベキスタンの過ごし方

インドの楽器らしいです。 また11月に妻、娘と3人でインドに行くみたい。

インドはバナナが1kgヤリム$(50セント)だと興奮してました。



ウズベキスタンの過ごし方

ここでもでました。「日本人は8本足を食べるのか?」

タコやイカのことですね。

あと「蟹食べるのか?」も聞かれました。

冬の福井名物、「越前ずわいがに」もちろん好物です。

自分はズワイよりせいこ派ですけど…



そんなこんなでオシュ作り開始!


まずは下ごしらえから。


材料(4人前?):米1kg 人参5本 油500ml 塩スプーン2杯

          肉の塊たぶん1kgくらい?

          好みでピーマン、玉ねぎ入れてもOK

          ※肉は鶏肉でも羊肉でもいい。


ウズベキスタンの過ごし方


ささがきみたいにして人参切ります。

このささがき人参が長くて太いとタシケントスキーになるとか。

へ~、そうなの?



肉は塊のまま塩(分量外)でもんでおきます。


深鍋に油を注ぎ、強火で熱したところへ塩もみした肉投入。


ウズベキスタンの過ごし方


肉に色がついてきたら、人参投入。


ウズベキスタンの過ごし方


混ぜてしんなりしてきたら、水洗いした米投入。


ウズベキスタンの過ごし方


米で材料を蓋するような感じ。んで、塩スプーン2杯を

米の上からかけて、指、第一関節くらいまで水追加。


ウズベキスタンの過ごし方


蓋なし中火でしばし20分ほど煮込みます。



時間があるので、しばし家の中を紹介してもらう。


ウズベキスタンの過ごし方


ウズベキスタンの過ごし方



ウズベキスタンの過ごし方




たまに忘れず混ぜます。

ウズベキスタンの過ごし方

ここから蓋して20分ほど蒸らす。





そして出来上がりが、こちら。


ウズベキスタンの過ごし方

美味しそう。ってか、美味しかったです。


これを、日本に一時帰国した際にみんなに作ることが

ひとつの目標です。


そして、前日に日本食も食べてみたいというおっさんの

突然のリクに応えるべく、メンチカツを作ることにしました。

なんせ肉好きな国民性なので、そこはやはり肉肉しいものを…


あとは油で揚げるだけのところまで家でやってきてたので、

小麦粉、卵にパン粉をまぶして、揚げました。


バレンタインデーの生チョコ以来の快挙でした。

おかげさまで完食。

人に料理作って、めずらしく報われた…


そして、採れたてのメロンをいただいてる最中によからぬ発言が。

「いまからみんなでトゥイに行こう」とな。


つまり近所の結婚式に顔を出すと。


トゥイ。


みんな新郎新婦無視で、しれーっと出されたもの食べて、

しれーっと帰るあの感じがあんまり好きくない。


でも送ってもらうし、近所の付き合いのことも考え、1時間くらいで帰ろうと

決めてみんなで行ってきました。


やはりしれーっとした感じで事は進み、恒例の歌手とダンサーが出てきて、

にぎやかにやってます。


嫌な予感がしてから、席を外し、遠巻きに見ていたのですが、

もうとっくの昔にロックオンされてたんでしょうね。

案の定、近所のおばさま達に連れ出され、踊る羽目に。


嫌いじゃないです。

でも、ホレズムの踊りは無理があります。


そんな局面を乗り越え、ようやく帰る雰囲気に。

そしたら、今から弟がやってるお店にアイス食べに行こうと。


この時点で22時を超えてて、お疲れモードに突入してたのですが、

もうおまかせしようと心に決めて、アイスいただきました。


帰りは小さな軽自動車くらいの大きさに、アイス屋の姪っ子も

プラスされ、後部座席子ども5人+自分という荒業でした。


23時半すぎにようやく帰宅。

久しぶりに眠くて起きていられない状況でした。



でもこのお宅にはまた遊びに行きたいな。



そして、一時帰国まであと1週間ちょい。

楽しみすぎる~♡