「無職」という肩書き | 「日々、精進。」

「無職」という肩書き

冬は空気が乾燥し、火事が起きやすい。
そのせいなのか、ニュースでも頻繁に目にするようだ。

私の悪い癖、などと言うと「相棒」の杉下右京的な言い方に
なってしまうが、一つ!気になるこtがあるのだ。

ニュースキャスターの読み上げるニュース原稿のルールなのかは
わからないが、氏名、年齢、職業を順に読み上げる。
まあ、普通のことだ。
が、高齢者の方の「職業」というか、肩書きを発表することは
必要なのだろうか?

85歳、無職。

普通のことなはず。
何か事業をされていて、経営者の立場であれば、言うべき肩書きも
あるだろうが、普通は無職である。

しかし、この「無職」という言葉を聞いた時、
我々はマイナスなイメージを抱いていないかな?
少なくとも、私は「無職=落伍者」的な感覚を持っている。

例えば、専業主婦の方は、社会的に見れば「無職」であるが、
実社会において必要なことは言うまでもない。

だとしたら、定年の年齢を越えた高齢者の方に対し、「無職」という
当たり前過ぎること肩書きをわざわざ付けることに、どこか悪意を
感じてしまうのだ。

考え過ぎ、と言われても仕方がない。
これは、私の悪い癖なのだ。

みんなはどう思う?

マスマディアという大衆に大きな影響を与える機関にこそ、
小さな気遣いが必要なのではないだろうか。